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サクラエビ、27日に専門家研究会 7月末、再生提言目指す

(2020/1/22 07:43)

 深刻な不漁に見舞われている駿河湾産サクラエビ漁の再生に向け県内外の専門家が集う研究会は27日、静岡市駿河区の静岡新聞本社で初会合を開く。漁に影響しているとみられる要因を整理検討し、7月末までに具体的な科学的調査の必要性などに関する提言をすることを目指す。座長は鈴木款静岡大特任教授。名称は21日までに、「サクラエビ再生のための専門家による研究会」に決定した。
 10人の研究者が3回程度会合を持つ。さらにシンポジウムも開催し、一般市民や漁業者、流通業者、行政関係者らに広く公開。科学的知見に基づく、持続可能なサクラエビ漁のあり方を考える。
 気候変動による海水温上昇は数百メートルの深さに達しているとされ、こうした地球温暖化や富士川水系の濁りの影響などの複合的な環境変化の要因が漁にどう影響しているかを考察、影響の軽減策や取り除くための現実的方法も議論する。
 初会合ではサクラエビの成長や好不漁を左右する可能性がある要因を整理したマッピング図の作成を図る。2回目以降、それらを実証するデータの所在や必要な科学的調査を検討。科学的調査を行うための体制や、行政や漁師らの連携の在り方を明確にする。鈴木特任教授は、専門家集団としてサクラエビ漁再生のために行動することが社会的責任であると強調し、「できることは多くないかもしれないが、問題点を総合的・統合的に把握、整理することをまずは目指したい」と語った。

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