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ローランドが新音源システム 世界最大楽器見本市で発表

(2020/1/17 07:55)
シンセサイザー「JUPITER―X」(上)と「FANTOM7」。新システムで異なる機種の間で音色を共有できる
シンセサイザー「JUPITER―X」(上)と「FANTOM7」。新システムで異なる機種の間で音色を共有できる

 ローランドが、自社電子楽器の異なる機種の間で音色を共有できる「ゼンコア・シンセシス・システム」を新たに開発した。シンセサイザーなどの各製品に搭載する音源システムの根幹部分を共通化し、互換性を持たせた。1台の楽器にさまざまな機種の音色を取り込んで演奏ができ、表現の幅が広がることが期待される。
 米国で現地時間16日に開幕する楽器見本市「NAMM(ナム)ショー」で発表し、1月下旬に音色の無償ダウンロードサービスを開始する。
 同社によると、さまざまな音色データなどが収まる音源システムは機種ごとに設計。このため従来は互換性がなく、別の機種では同じ音色の再現ができなかった。今後は、異なる機種を使う人同士で同じ音色を共有したり、ユーザーが作ったオリジナル音色を別の楽器に転送したりできるようになる。
 当面の対応機種は、シンセサイザー「FANTOM」「JUPITER」の一部、ステージピアノの新製品「RD-88」など計9機種を予定。ユーザーは同社サイトのサウンド・ライブラリーから好みの音色を自分の楽器に取り込み、自由に使うことができる。
 同社の担当者は「今後は互換性のある製品を増やしていく。ライブラリーの音色も拡充したい」と話す。

 ■世界最大楽器見本市 静岡県内各社出展
 世界最大の楽器見本市「NAMM(ナム)ショー」が16日(日本時間17日)から19日まで、米カリフォルニア州アナハイムで開催される。静岡県内楽器メーカー各社も出展し、各地から集結する楽器・音楽関係者に製品や技術を紹介する。
 ヤマハは、楽器から音楽制作機器、業務用音響機器まで幅広い製品を展示する。特設ステージで有名アーティストのコンサートを催し、ヤマハブランドをアピールする。
 ピアノを軸にする河合楽器製作所は、グランドピアノ最上位の「シゲルカワイシリーズ」をはじめ、昨年発売のハイブリッドピアノ「ノーヴァス NV5」などを出展する。
 ローランドは、アコースティックドラムにデザインを近づけた電子ドラム「Vドラム」、ギターアンプ「KATANA」の旗艦モデルなど新製品を一挙に発表する。
 電子楽器のATV(浜松市北区)は、アコースティックドラムメーカーのカノウプス(東京)と共同制作した電子ドラムの新音色を紹介する。鈴木楽器製作所(浜松市中区)はハモンドオルガンなどを出品する。
 浜松市も海外販路開拓支援として4年連続でブースを出展し、市内3社が参加。小沢精密工業(浜北区)が管楽器部品の加工技術、久米(東区)が管楽器修理器具、ハーモテック(中区)が電子ウクレレなどを紹介する。

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