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森林計測に無人ヘリ、レーザーを使い効率化 産学官、富士で実験

(2019/8/28 07:36)
上空から森林をレーザー計測するヤマハ発動機の産業用無人ヘリ=27日午前、富士市桑崎
上空から森林をレーザー計測するヤマハ発動機の産業用無人ヘリ=27日午前、富士市桑崎

 ヤマハ発動機と日本DMC(静岡市葵区)は27日、富士市、県、沼津高専と連携し、レーザー測量システム搭載の産業用無人ヘリなどを使った森林計測の実証実験を富士市桑崎で行った。林業が後継者不足や高齢化などの課題を抱える中、広域の森林データを正確に短時間で収集するICT(情報通信技術)化を進め、効率的な森林管理の実現につなげる。
 実験は約20ヘクタールの市有林で実施した。ヤマハ発の無人ヘリが上空からの計測を担当。プログラミングによる約40分の自動飛行でレーザーを毎秒60万回照射し、幹の直径や高さ、本数、密度などのデータを取得した。また、無人機導入支援コンサルタントの日本DMCは地上で背負い式機器を使ったレーザー計測を行い、上空からの情報を補完するデータを集めた。
 今後、県農林技術研究所森林・林業研究センターや沼津高専がデータを解析、評価する。沼津高専は複数の調査地点で直径の手動計測などを実施していて、最新技術との比較検証も行う。
 ヤマハ発の担当者は「100分以上の長時間航続が特徴の無人ヘリを使い、効率的で低単価に林内の状況が把握が可能。境界調査や材積推定など、今後の森林経営の判断に活用できる」と話した。同社は2020年度をめどに自治体や林業経営者らを対象にした森林計測の事業化を目指す。

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