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「早採り昆布」総菜量産へ 吉田町のヤマザキ、北海道産活用

(2019/8/8 07:25)
北海道福島町に建設した昆布の加工施設(ヤマザキ提供)
北海道福島町に建設した昆布の加工施設(ヤマザキ提供)

 総菜製造販売のヤマザキ(吉田町)が、北海道産の「早採り昆布」と呼ばれる未利用資源を使った総菜の販売を本格化させている。北海道福島町に設立した加工施設で量産化のめどが立ち、サラダや煮物といった商品を拡充。大手コンビニ向けにも供給を始めた。消費者の健康志向の高まりを受け、今後も生産を増やして収益の柱に育てる。
 2017年に同町に全額出資の子会社「北海シーウィード」を設立した。北海道銀行の仲介で町や福島吉岡漁協と連携し、早採り昆布の乾燥から加工、販売までを手掛けている。18年には乾燥装置などを備えた加工施設を建設し、量産化へ検討を重ねていた。
 早採り昆布はやわらかな食感が特徴。だしなどに使われる通常の昆布の成長過程で春先に収穫されるが、流通量が少なく活用方法を模索していた。漁業者の高齢化や販売先の確保が課題になる中、ヤマザキの販売網を活用して全国に販売している。
 今年から販売を始めた「竹の子と真昆布の煮物」など3ブランドを展開する。6月からはコンビニ向けにプライベート商品の供給にも乗り出した。総菜に使う乾燥昆布の供給量は17年が5~6トンだったが、19年は30トン以上になる見通し。20年は50トンを目指す。
 杉本正美専務は「安定供給できる体制を整え、漁業者の所得向上や地域の雇用創出につなげていきたい」と話す。

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