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ユニバンス、EV用2段階変速機開発 電力消費抑制

(2019/7/11 08:21)
独自の2段階変速機を搭載した新開発の試験用電気自動車(EV)=10日午後、湖西市のユニバンス本社
独自の2段階変速機を搭載した新開発の試験用電気自動車(EV)=10日午後、湖西市のユニバンス本社

 湖西市の自動車部品メーカーのユニバンスは、電気自動車(EV)の電力消費抑制に向けた新技術として、EV用2段階変速機を開発した。2025年までの量産化を目指す。EVベンチャーGLM(京都府)との協業で新型変速機を搭載した試験用EVも開発し、走行試験を重ねて変速機の性能向上を進める。
 国内自動車部品メーカーでEVまで開発したケースは珍しいという。今回のEVは市販しないが、国内外で開発競争が激化する中、「車両と部品を一体的に捉えた開発が必須」(原智之常務執行役員)と判断した。
 新型変速機は、2段階変速できるギヤとモーター2基を組み合わせた独自機構を採用。走行状況に合わせてギヤとモーター出力を自動制御で最適化し、電力消費を抑える。一般的なEVには変速機がなく、一つのモーターで制御するため電力ロスが生じるという。
 今後欧州などで自動車の環境規制対応が進むことも見込み、試験用EVは低電圧の48ボルト級バッテリーでも走行できるように仕上げた。
 8月に走行実験を始める予定。販路拡大にも努め、国内外の完成車メーカーやモーターなどの大手部品メーカーからの受注獲得を狙う。谷典幸社長は「EVの電力効率化は世界的な課題。自社技術で世界市場に挑戦する」と意欲を語った。

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