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スルガ銀、20年3月期は黒字回復 19年3月期、初の無配

(2019/5/16 07:27)
記者会見で質問に答えるスルガ銀行の有国三知男社長=15日午後、沼津市
記者会見で質問に答えるスルガ銀行の有国三知男社長=15日午後、沼津市

 スルガ銀行は15日、2020年3月期の連結業績予想を経常利益160億円、純利益105億円と発表した。19年3月期はシェアハウス関連など投資用不動産を巡る不正融資問題の影響で17年ぶりに赤字転落したが、「もともとのリテール(個人取引)業務の積み重ねによる貸出金残高での収益は確保している」として黒字回復を見通した。
 19年3月期の連結経常損益は743億4200万円の赤字(前期は105億2500万円の黒字)、純損益971億4600万円の赤字(同69億8800万円の黒字)。経常収益は貸出金利息の減少などを要因に前期比10・6%減の1396億3500万円だった。年間配当は記録の残る1969年3月期以降で初の無配となった。20年3月期は未定。
 単体ベースでは、本業のもうけを示すコア業務純益が22・7%減の526億1600万円。実質与信費用は1363億5800万円で、内訳はシェアハウス関連融資先977億円、投資用不動産ローン222億円、創業家ファミリー企業134億円などとなった。
 期中平均の貸出金残高は5・4%減の3兆547億円。投資用不動産向けの新規融資の6カ月停止処分などが響いた。預金残高は13・4%減の3兆5042億円。有国三知男社長は「昨年9月から12月は大きな預金の流出があったのは事実。ただ、年明け以降は減少し、4月以降も落ち着いた水準で推移している」と説明した。
 不良債権残高(リスク管理債権)は3698億9700万円で、前期末から2978億円膨らんだ。総貸出金に占める割合は10・54ポイント上昇の12・76%。期末の連結自己資本比率は8・90%で、国内基準の4%を上回る健全性は維持している。

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