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小中高生へ体験の場 静岡ホビーショー、ものづくりの魅力伝える

(2019/5/8 17:08)
静岡ホビーショーが開幕、ミニ四駆作りを体験する子どもたち=8日午前、静岡市駿河区のツインメッセ静岡
静岡ホビーショーが開幕、ミニ四駆作りを体験する子どもたち=8日午前、静岡市駿河区のツインメッセ静岡

 初めて「小中高校生招待日」を設定し、8日開幕した静岡ホビーショー。会場のツインメッセ静岡(静岡市駿河区)には、静岡県内の小中学生や高校生が詰め掛け、ものづくりの魅力に触れた。本県は模型出荷額で他県を圧倒するが、趣味の多様化や少子化で国内市場は縮小傾向にあり、需要喚起は急務。出展した模型メーカーからは「新たなファン層の開拓につなげたい」「地場産業への理解を深めてほしい」と期待する声が上がった。
 >アットエス 静岡ホビーショー特集(写真速報)
 会場にはプラモデルの製造工程を学べるコーナーや二足歩行ロボットの操縦体験、粘土を使って本物そっくりの菓子を作るコーナーなど趣向を凝らしたプログラムが用意された。初めてプラモデルを作ったという静岡市立南部小3年の男子児童(9)は「小さくて難しいと思ったけれど、アドバイスをもらって組み立てることができた。今度はロボットを作ってみたい」と声を弾ませた。
 例年のホビーショー初日は国内外のバイヤーが訪れる「業者商談日」に当たるが、初めて設けた「小中高校生招待日」に、各社は全面協力した。
 背景には国内市場の縮小に対する危機感がある。経済産業省によると、全国の模型出荷額はピークだった1989年の475億円から半分以下に落ち込んだまま。家庭用ゲーム機やスマートフォンの登場などで、約9割のシェアを握る本県でも「模型に触れたことがない子どもが増えた」(静岡模型教材協同組合の田宮俊作理事長)。
 今年は10連休明け間もない開催で、会期も1日延びたため、各社は例年以上に準備に追われた。それでも、子どもたちの需要を掘り起こす好機と前向きな声が目立った。「自分の手でプラモデルに触れてものづくりを体験してほしい」とハセガワ(焼津市)の長谷川勝人社長。青島文化教材社(静岡市葵区)の青嶋大輔社長も「プラモデルは手先を使い教育効果もある。招待日は業界にとっても、子どもたちにとってもプラスになる」と話した。

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