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大井川港漁協、直営食堂4日開店 由比港と対応分かれる

(2019/4/4 07:28)
開店を前に、店内を清掃する尾崎奈々店長=3日午前、焼津市飯淵の大井川港漁協直営食堂「さくら」
開店を前に、店内を清掃する尾崎奈々店長=3日午前、焼津市飯淵の大井川港漁協直営食堂「さくら」

 駿河湾産サクラエビを看板メニューに掲げる大井川港漁協の直営食堂「さくら」(焼津市飯淵)が4日、今春の営業を始める。由比港漁協の直営店「浜のかきあげや」(静岡市清水区)は春漁の厳しい自主規制からサクラエビの十分な確保が難しいと見込み、今春の休業を決定済み。県内でサクラエビを水揚げする両港で対応が分かれた。
 開店を翌日に控えたさくらでは3日、スタッフが店内を掃き清めたり食器を洗ったりと準備に追われた。尾崎奈々店長(46)は「大井川港は(禁漁区ではない焼津沖など)春漁の漁場に近い。新鮮なサクラエビをお客さんに味わってほしい」と意気込む。さくらは昨年5月にオープンしたばかり。サクラエビを多めに仕入れてあったため、昨年は春秋を通じた不漁にもかかわらず、当初の予定通り12月まで営業を続けた。
 今春もサクラエビの初競りの平均取引値が漁史上最高を記録するなど高値が続くが、当面は全メニューとも値上げせず、エビがある限りは営業する予定。大井川港漁協の大場祐一参事(62)は「サクラエビが食べられることをPRし、大井川地区の活性化につなげたい」と話す。
 一方、由比港漁協の浜のかきあげやは既に、今春の営業断念を決定した。2006年の開店以来、漁期中の全面休業は初めて。昨年の春漁期(4~6月)には県内外から4万人弱が来店したが、今季はそれだけのエビの確保が困難と見込み、3月末に休業を決めた。

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