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改元10連休 金融機関、準備急ぐ 体制整備、周知「万全に」

(2019/4/3 17:34)
10連休の注意点が書かれたポスターを店内に掲示する職員=3月下旬、静岡市葵区の静清信用金庫本店
10連休の注意点が書かれたポスターを店内に掲示する職員=3月下旬、静岡市葵区の静清信用金庫本店

 新元号が「令和」に決まり、27日からの10連休まで1カ月を切る中、静岡県内金融機関の対応が慌ただしさを増している。各地銀、信用金庫は連休直前直後の取引集中などさまざまな事態を想定し、業務処理体制の整備や取引先企業、個人客への周知を徹底。「混乱を起こさないためには、どれだけ事前準備をしたかが問われる」(信金幹部)と業界内に緊張感が高まっている。
 3月下旬、営業時間が終了した静清信用金庫本店(静岡市葵区)で、職員たちが10連休に関連した注意点などが書かれたポスターを窓口や現金自動預払機(ATM)周辺に掲示した。担当者は「顧客への呼び掛けを加速させていく」と話した。
 10連休中、金融機関の窓口は原則として休みとなる。ATMは多くが稼働するものの、時間や手数料は金融機関によって異なる。清水銀行はシステム更改のため、5月3~5日にオンラインサービスを全面的に休止する。
 こうした状況から、連休前後は窓口の混雑が見込まれる。各金融機関はホームページや印刷物を通じて時間に余裕を持った来店、各種手続きを促す。内部では連休中にATMの現金が不足した際の補充方法や緊急時連絡体制の構築、改元に伴うシステム改修が進む。
 一方、事業者に向けては連休前後を給与振り込みなどの指定日とする場合、早めのデータ持ち込みを要請。資金繰りへの配慮も求められ、静岡中央銀行は「営業店担当者が取引先を回り、支障が出ないか確認している」。しずおか信用金庫は全営業店と本店の融資相談窓口での対応を強化し、遠州信用金庫は予約制の休日特別相談窓口を3月30日に続いて4月6日も開設する。
 連休中に営業する飲食店や小売店に対し、十分な量の釣り銭を事前に準備してもらう案内なども欠かせない。
 ただ、過去に経験のない事態だけに、関係者からは「いろいろなシミュレーションをしているが、本当に大丈夫か悩ましい部分がある」との不安も漏れ、連休が明けて“平常運転”に戻るまで張りつめた日々が続きそう。金融機関を監督する東海財務局静岡財務事務所の山崎正晴所長は「各金融機関とも万全の対応に向けて取り組んでいる」と評価しつつ、進ちょくを注視している。
 
 ■金融機関が呼び掛けている改元・10連休に関する主な注意点
 ・窓口は原則休み。一部で営業するローンセンターなどがある。
 ・ATMや貸金庫などは金融機関ごとに稼働の予定が異なる。
 ・10連休前後は店舗が混雑する。必要な現金などは早めに準備を。
 ・通常に比べ、各種手続きや郵便物到着まで時間のかかる場合も。
 ・「平成」表記の帳票や手形、小切手は改元後も使用が可能。
 ・自動引き落としが毎月27日~6日の口座振替は、5月7日にまとめて引き落とされる。
 ・改元や10連休に乗じたキャッシュカード詐取など犯罪に注意を。

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