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サクラエビ、10カ月ぶり競り高値 由比漁港、大井川港

(2019/3/27 12:32)
サクラエビの初競りが行われ次々に札を入れる仲買人=27日午前5時40分ごろ、静岡市清水区の由比漁港
サクラエビの初競りが行われ次々に札を入れる仲買人=27日午前5時40分ごろ、静岡市清水区の由比漁港

 サクラエビ春漁の初競りが27日早朝、由比漁港(静岡市清水区)と大井川港(焼津市)で行われた。昨年秋漁が全面休漁となったため、競りが行われるのは2018年6月4日以来、約10カ月ぶり。両市場の1ケース(15キロ)当たりの平均取引値は、2018年春漁初日を約6万円上回る約10万1千円を記録。平均取引値として漁史上最高を記録した。また、由比市場では、春漁最高となる1ケース当たり11万8600円の高値の取引も飛び出した。
 強風のため2日遅れで26日夜にスタートした今年の春漁。由比港漁協によると、初日は大井川港漁協所属の漁船のみが操業し、水揚げ総量は約3・9トン(昨年春漁比25・7トン減)だった。
 27日早朝の由比漁港では、前日夜に大井川港で水揚げされたサクラエビのうち約2・8トンが競りを待った。由比・蒲原地区(静岡市清水区)の加工業者が続々と集まり、サクラエビの大きさや色を丹念に確認。午前5時45分にベルが鳴り、競りがスタートした。
 約40ケースを競り落とした加工業者は「大井川も多く取れているわけではない。高値は仕方ないが、安定供給できるよう、エビがあるうちに買いたい」と話した。由比港漁協の宮原淳一組合長は「予想以上の高値で消費者の期待も高いと実感した」と語った。
 大井川港では27日午前5時20分ごろ、サクラエビが漁協の保冷庫から市場に出されると、仲買人が手に取ったり、味見したりして品定め。落札すると、軽トラックに積み込み、加工場へ搬送した。
 取引値は5万~9万円。焼津港沖の漁場で良質なサクラエビが取れたが、大井川港、相良港沖の漁場ではほかの魚が混じり、値段に開きが出たという。
 大井川港漁協の鈴木光豊専務理事は「ようやく漁が始まった」と安堵(あんど)の表情を見せた。「秋漁がなかったこともあり高値が付いた。大きさはまずまず。これからもっと量、質とも良くなると期待している」と話した。
 春漁は6月5日まで。

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