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シラス漁解禁「大漁」 富士・田子の浦港、初日3トン水揚げ

(2019/3/22 07:49)
水揚げされたばかりのシラスを競り落とす仲買人ら=21日午前6時50分ごろ、富士市の田子の浦港
水揚げされたばかりのシラスを競り落とす仲買人ら=21日午前6時50分ごろ、富士市の田子の浦港

 静岡県内に春の訪れを告げるシラス漁が21日に解禁され、富士市の田子の浦港沖で今季の漁が始まった。初日は約3トンが水揚げされ、昨季初日の1トンを大幅に上回った。近年は不漁が多く、「田子の浦漁協しらす祭り」が4年連続で中止になるなど影響が出ていただけに港は活気にあふれた。漁協の志村正人組合長(71)は「3年ぶりの大漁」と頬を緩めた。
 田子の浦港では午前5時半すぎ、小雨が降る中、24隻が漁場を目指して出港。1時間ほどが経過して続々と帰港し、取れたてのシラスを素早く水揚げした。解禁を待ちわびた仲買人は次々と競り落とし、最高値で1キロ当たり2100円の値が付いた。
 最初に水揚げした「平成丸」の遠藤正三船長(71)は「今日のシラスはやや大きめ。今季は幸先がよさそう」と話し、2回目の漁へ出た。県内シラス漁の主要6港(用宗、吉田、御前崎、福田、舞阪、新居)は天候などの影響で出漁しなかった。今季の漁は2020年1月14日まで。
 田子の浦港のシラス漁は船一隻で網を引く「一艘曳き(いっそうびき)」。抜群の鮮度が特徴の「田子の浦しらす」は2017年、農林水産省の地理的表示(GI)保護制度に登録された。
 県水産技術研究所(焼津市)によると、昨季の主要6港の年間漁獲量(二艘曳き)は前年を750トンほど上回る約5300トンで平年の76%。4月は好調だった。一方で、前年の不漁などの影響を受け、解禁直後から高値で取引され、総水揚げ金額は約52億7千万円と前年の1・8倍だった。今年の3~6月は前年を上回る水揚げ量を予想している。

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