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磐田で創り、米から放つ コロナ禍 アート発信新様式を模索

(2021/1/13 20:10)
自身のギャラリーで、新たな活動に向けて意欲を語るkatekinさん=2020年12月中旬、磐田市鳥之瀬
自身のギャラリーで、新たな活動に向けて意欲を語るkatekinさん=2020年12月中旬、磐田市鳥之瀬

 現代作品を制作する磐田市在住のkatekin(カテキン)さん(33)が、米シリコンバレーに本社を置く企業と提携し、海外からアーティストとしての自身や作品を発信する新たな活動に乗り出す。コロナ禍で作品発表の場が減少する中、絵を描くことに限らない新たな挑戦を模索、自らアプローチした。イノベーション先進地に集まる多様な感性を持つ人材、企業などとのコラボレーションに期待する。
 5年前から墨と筆ペンなどを使ったアートを創作している。1カ所を起点に「無意識に脳が赴くまま」描き進め、最後は自然や動植物を想起させる細密で白黒中心の作品に行き着く。千葉のギャラリーに所属し、国内外のアートフェアなどに出展してきた。コロナ禍で作品を制作して展示、販売するサイクルが断たれる中、「作品が活躍できる道筋や仕組みをつくる」ことに重きを置いた。
 提携するのは、日本の人材や技術、文化を世界に広めるビジョンを掲げ、シリコンバレーを拠点に企業支援や人材育成事業を展開する「B―Bridge(ビーブリッジ)」社(本社・カリフォルニア州サンタクララ)。自身で調べてたどり着き、同社の桝本博之代表にビデオ通話でプレゼンした。2020年末に覚書を締結し、絵を描くアーティストとしては同社マネジメント“第1号”になった。今後、同社が企画する現地の人が集うオンラインの交流会などに随時参加する予定。
 静岡大の「起業論」の授業で講師にも招かれている桝本さん。提携を決めた理由を「米国であまり見られない筆ペンを使うタッチなど作品のユニークさはもとより、彼の個性や作品づくりの考え方が非常に印象深かった。日本代表として、彼を多くの海外の人に伝えていきたい」と説明した。
 katekinさんは旧周智高、県立農林大学校で学び、アーティスト名は地元特産の茶に由来する。「磐田に根を下ろしながら、海外からも攻めて可能性を広げたい。ゼロから生み出すことを楽しみたい」と意気込む。

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