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日大・田中理事長題材、相撲道追求の半生描く 佐藤さん(前国際関係学部長)が小説「炎の男」出版

(2021/1/1 16:30)
小説「炎の男」を出版した佐藤さん=三島市
小説「炎の男」を出版した佐藤さん=三島市

 日本大国際関係学部(三島市)の前学部長で、現在は佐野日大短期大(栃木県)の学長を務める佐藤三武朗さん(76)=伊豆市=が、相撲道を追求する日大の田中英寿理事長(74)の半生を描いた小説「炎の男」(幻冬舎)を出版した。故郷の青森県や日大相撲部で活躍し、指導者としても数々の力士を育てた功績と人柄をつづっている。
 兄を相手に始めた相撲で瞬く間に頭角を現し、1歳年下の輪島(第54代横綱)と出会う中で日大への入学を決意した。ともに相撲部でしのぎを削った後、角界の番付を駆け上がる輪島に対してアマチュア横綱に3度も輝いた田中理事長。コーチ、監督として後進の育成にも力を入れ、元大関琴光喜や元小結舞の海ら多くの力士を世に送り出した。
 相撲の国際的な普及を目指す世界大会では、スポンサー集めから海外での相撲行脚まで各地を奔走した。伝統的な女人禁制の一方で女性の参加を認めた「新相撲」も打ち出し、2018年には国際相撲連盟が国際オリンピック委員会(IOC)の組織として承認された。
 今も五輪の正式種目入りを目指す田中理事長の苦難に立ち向かう生きざまを、「日本人らしい『和』と『義』の精神に満ちている」と佐藤さん。約20年の付き合いと故郷・青森県金木町(現五所川原市)での取材を基に、「偽りのない人間像を描いた。夢に向かう志を感じてもらいたい」と語る。

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