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静響・浜フィル統合 2021年4月新名称で始動

(2020/11/19 08:38)
統合に向けて調整が進められている静岡交響楽団(9月)
統合に向けて調整が進められている静岡交響楽団(9月)
統合に向けて調整が進められている浜松フィルハーモニー管弦楽団(2018年)
統合に向けて調整が進められている浜松フィルハーモニー管弦楽団(2018年)

 プロのオーケストラとして活動する静岡交響楽団(静響、静岡市駿河区)と浜松フィルハーモニー管弦楽団(浜フィル、浜松市中区)が、統合に向けて調整していることが18日までに、関係者への取材で分かった。新楽団は2021年4月から新たな名称で再スタートし、公益財団法人化を視野に入れ、財政基盤の強化を図る。
 共に県内に拠点を置くNPO法人として、プロ奏者の活躍の場になっているオーケストラ。新たな活動地域や楽員へのサポート態勢など、県民の音楽活動に変革をもたらしそうだ。
 両楽団はそれぞれ地域でのコンサートや行政の委託による出前演奏などを通じて県民に親しまれている。資金集めに苦慮していた浜フィルが、解散の選択肢を含めた新しい形の活動方法を検討し始めたことで統合案が浮上した。新型コロナ禍が両楽団の運営を直撃したことも影響したとみられる。
 統合後は一般財団法人化が既に予定され、22年度にも公益財団法人になるビジョンを掲げる。在京のオーケストラに比べて公演などの収入が限られる中、公益に関わる活動と認められることで行政からの継続的な補助が期待されるほか、財界や企業から寄付金を受けられる態勢になるという。

 <メモ>静響は1988年、室内管弦楽団として県内初のプロオーケストラの活動を始めた。94年に現在の名称に変更し、2008年には日本オーケストラ連盟の準会員に認定された。
 浜フィルは1998年の新春コンサート開催をきっかけに、99年から現在の名称で活動。2002年にNPO化して協会を設け、地域ゆかりのプロ奏者が演奏会ごとに集まる非常設の形式を取る。
 全国のオーケストラでは、東京フィルハーモニー交響楽団が01年に新星日本交響楽団と統合した例がある。

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