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「井上馨別荘」説明誤り、市教委謝罪 旧侯爵家熱海別邸

(2020/11/12 08:03)
国登録文化財の旧井上侯爵家熱海別邸=熱海市泉(市教委提供)
国登録文化財の旧井上侯爵家熱海別邸=熱海市泉(市教委提供)

 熱海市教育委員会は11日、同市泉の国登録文化財「旧井上侯爵家熱海別邸」が明治時代の元勲、井上馨(1836~1915年)の別荘として建築されたとする説明に誤りがあったとして謝罪、訂正した。
 市教委によると、別邸は昭和前期の貴重な建築様式が評価され、昨年9月に国登録文化財になった。36年に井上家から売却され、現在は民間の宿泊施設になっている。
 市教委は10月に別邸を一般公開した際、「井上馨侯爵の別荘として建てられたと伝えられ」と説明していた。しかし国登録文化財の公式資料で、井上馨が存命中の建物ではないことが分かった。
 担当者は「宿泊施設に伝わる話を十分確認せずに説明資料に用いてしまった。今後、誤解を招くことがないよう細心の注意を払い対応する」と陳謝した。その上で「国登録に井上馨の要素は加味されていない。(国登録の)取り下げや解除には当たらないと考える」と話した。

 <メモ>井上馨(いのうえ・かおる) 長州藩(山口県)出身の政治家。幕末に伊藤博文らと討幕運動に参加し、明治維新後は外相として不平等条約の改正交渉を担当するなど政府の要職を歴任。欧化政策を取り、いわゆる「鹿鳴館時代」を主導した。

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