広重、大観、ロダン… 沼津で県立美術館移動展
静岡県立美術館の収蔵品を紹介する移動美術展「広重・大観・ロダンが沼津にやってくる」(同美術館、沼津市振興公社主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が22日、沼津市民文化センターで始まった。11月3日まで。
同館の特色を示す作家や沼津にゆかりのある作品30点を出展。歌川広重の「東海道五十三次」や横山大観の「富士山」、オーギュスト・ロダンの「考える人」などの作品が来場者の注目を集めた。
沼津市で創作活動を行った版画家山口源の「能役者」、三島市出身の洋画家栗原忠二の「セントポール」など郷土画家の美術も目を引く。伊藤若冲の作品の複製も展示した。
開催期間中の29日は「考える人」のミニチュアをプラスチック粘土で作るワークショップ、31日は木下直之館長の講演「栗原忠二と山口源、ふたりの生きた時代」(事前予約制)が行われる。