歴史に「因果」あり 大河「鎌倉殿の13人」脚本・三谷さん講演

 三島青年会議所はこのほど、脚本家の三谷幸喜さんを招いた講演会「僕が歴史を好きな理由(わけ)」(静岡新聞社・静岡放送後援)を伊豆の国市の韮山時代劇場で開いた。三谷さんは「歴史を学ぶ上で大事なのは因果。悩み事の答えは歴史上にある」と語った。

歴史や大河ドラマの魅力などを語る三谷さん=伊豆の国市の韮山時代劇場
歴史や大河ドラマの魅力などを語る三谷さん=伊豆の国市の韮山時代劇場

 同市出身の北条義時を主人公にした2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で三谷さんが脚本を担当するのをきっかけに企画した。
 10歳ごろに見始めた大河ドラマの影響で歴史が好きになったという三谷さんは、これまでに大河2作品の脚本を担当した。出演経験もあり、演技の難しさや共演者とのエピソードを面白おかしく紹介した。三谷さんは「大河は1年続くドラマで、ずっと主人公に同化できる」と魅力を述べた。
 「鎌倉殿の13人」については、現在6話の脚本を執筆中と明かした。「鎌倉時代はイメージしにくく難しい」としつつ「面白くなるはず。キャスティングも楽しみにしてほしい」と話した。
 約250人が聴講した。歴史的につながりのある神奈川県の鎌倉、小田原の両市にもオンライン中継した。

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