静岡新聞NEWS

湖西の窯跡 1300年前に思いはせ、静岡県内外から見学者

(2020/10/2 12:20)
工事現場で見つかった窯跡を見学する参加者。窯跡上部は煙を出すための穴=湖西市新居町
工事現場で見つかった窯跡を見学する参加者。窯跡上部は煙を出すための穴=湖西市新居町

 古墳時代から鎌倉時代にかけて国内の焼き物の一大産地だった湖西市で27日、工事現場から見つかった窯跡の見学説明会が開かれた。静岡県内外から100人が参加し、貴重な痕跡を見ながら約1300年前の生活に思いをはせた。
 見学会は市が主催した。窯跡は2基で、現在進めている浜名湖西岸土地区画整理事業に伴う発掘調査で発見された。7世紀中頃から8世紀前半にかけて利用されていたとみられる。
 市の担当者は、特徴として熱をこもらせるために窯の壁を高くしたり、人が出入りするための階段を設けたりしている点を参加者に説明した。「窯全体が壊れずに残っている状態は珍しい」と解説した。
 参加者は山の斜面に造られた窯跡を間近で見学した。写真を撮ったり触ったりして、熱心に記録する参加者もいた。土器を焼いた後に灰を捨てた「灰原」や黒い地層、土器の破片も確認した。富士市の公務員藤村翔さん(37)は「本に載っているようなものを実際の大きさで見て、当時の様子をリアルに感じられた」と話した。市によると、市内には約200地点の窯跡があるとされ、生産品は青森県でも発見されている。市は窯跡の調査結果を残す一方、現物は今後の工事でなくなるという。

静岡芸能・文化の記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿