迫力のSF世界 富野監督展、静岡県立美術館で19日一般公開

 アニメ作品「機動戦士ガンダム」などで知られる富野由悠季監督の活動を振り返る「富野由悠季の世界」(県立美術館、静岡新聞社・静岡放送主催、清水銀行特別協賛)の内覧会が18日、静岡市駿河区の同館で開かれた。19日に一般公開が始まる。

「富野由悠季の世界」の内覧会で機動戦士ガンダムなどの資料を観覧する参加者=18日午後、静岡市駿河区の県立美術館
「富野由悠季の世界」の内覧会で機動戦士ガンダムなどの資料を観覧する参加者=18日午後、静岡市駿河区の県立美術館

 巨大メカが宇宙を駆ける迫力の原画やポスターをはじめ、各作品の絵コンテやセル画など約3千点を展示した。富野監督が幼少期に描いたスケッチや初期の演出指示書から、「伝説巨神イデオン」「Gのレコンギスタ」など人気作に関わる資料まで通覧できる。
 招待客でガンダムシリーズを1979年の放映開始時から見てきたという男性(66)=静岡市清水区=は「主人公が成長する姿が鮮明によみがえった。現代の技術がSFの世界に近づいていると感じられる」と展示に見入った。
 会期は11月8日まで。問い合わせは同館<電054(263)5755>へ。

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