富野監督、ガンダムなど資料3千点 静岡県立美術館で19日開幕

 静岡市駿河区の静岡県立美術館で19日に開幕する「富野由悠季の世界」(静岡新聞社・静岡放送主催)の展示準備が17日、同館で行われた。「機動戦士ガンダム」などのアニメーションで知られる富野由悠季監督の長年の活動をたどる資料など約3千点が展示室に並んだ。

アニメ作品の資料が並ぶ「富野由悠季の世界」の展示準備=静岡市駿河区の静岡県立美術館
アニメ作品の資料が並ぶ「富野由悠季の世界」の展示準備=静岡市駿河区の静岡県立美術館

 富野監督は「伝説巨神イデオン」「Gのレコンギスタ」など数々の作品を手掛けてきた巨匠。会場には各作品の設定画や絵コンテなどがそろい、創作の視点や課程を読み解くことができる。企画を担当する上席学芸員の村上敬さんは「富野監督の仕事をこれまでにない規模で振り返る機会。作品に込められたテーマやメッセージを感じ取ってほしい」と話す。
 会期は11月8日まで。観覧は一般1200円(18日までの前売り千円)、70歳以上600円(同500円)。大学生以下と障害者手帳提示者は無料。問い合わせは県立美術館<電054(263)5755>へ。

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