障害者作品、ウェブで鑑賞 静岡県支援センター「美術館」開設
静岡県障害者文化芸術活動支援センター「みらーと」はこのほど、県内の障害者アーティストや作品をウェブサイトで紹介する「みらーとウェブ美術館 風を創るひとたち」を開設した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い例年実施している展示会などのイベントが中止となる中、障害者が手掛ける芸術の鑑賞機会を創出した。
ウェブサイトでは絵画や工芸、立体などジャンル別に作品を紹介するほか、県内を8地域に分けて芸術家を検索する機能も用意。障害者の作品をデータ化して一覧管理する機能もあるという。
同センターの支援コーディネーター田代大輔さん(51)は「障害者の芸術活動を新たに発掘する機会にしてほしい」と期待を込めた。