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ウェブ動画で紙芝居 全国のプロが共同制作 沼津での交流が縁

(2020/5/21 17:05)
全国の紙芝居師が共同制作したウェブ版紙芝居の一場面
全国の紙芝居師が共同制作したウェブ版紙芝居の一場面

 全国の紙芝居師が、新型コロナウイルス感染拡大で不安な気持ちを抱える子どもたちを元気づけようと、リレー形式で物語が進行するウェブ版紙芝居を制作した。毎年7月に沼津市内で開かれる「ニッポン全国街頭紙芝居大会」を契機に親交が広がり、初の共同制作が実現。18日に動画投稿サイト「ユーチューブ」へアップした。
 7月5日に開催予定だった今年の大会が感染拡大防止目的で中止になり、代替として企画された。4月下旬にプロジェクトが始まり、脚本と演出はガンチャン(39)=大阪市西成区=が、作画は東京を拠点に活動する「劇団どろんこ座」の日南田淳子さん(55)ら4人が担当。県勢では漫画家茶畑るりさん(43)=沼津市=、書道家小田香代さん(42)=函南町=も制作に加わり、ウェブ上のやりとりで完成させた。
 有名映画をもじったタイトルの作品「STAY WARS(ステイ・ウォーズ)」は、コロナ禍で不自由な生活を強いられる一家と、それを打開する不思議な力を持つおじいさんを描く。約15分間の物語を紡ぐのは東北地方から沖縄までの紙芝居師約20人。それぞれの個性を押し出した語りで、ストーリーをつなげた。
 発起人の三橋とらさん(36)=東京都荒川区=は「普段は一匹おおかみとして活動するプロの紙芝居屋が力を合わせて一つの作品をつくるのは初めてだろう。新しい表現を提示できた」と胸を張る。
 街頭紙芝居大会の実行委員長で、「STAY-」にも出演した後藤知彦さん(53)=沼津市=はこの取り組みをアフリカの難民を支援しようと世界的アーティストが集った楽曲にたとえ「紙芝居版『ウィ・アー・ザ・ワールド』。皆さんの気持ちを明るくしたい」と話した。

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