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静岡・建穂寺仏像群、保存に弾み 市文化財の助成決定

(2020/5/18 14:09)
仏像群の保存について話し合う建穂町内会の評議委員ら=静岡市葵区の建穂観音堂
仏像群の保存について話し合う建穂町内会の評議委員ら=静岡市葵区の建穂観音堂

 静岡市葵区の建穂町内会(佐々木隆志会長)が、150年にわたって地域が管理する建穂寺仏像群の保存活動に力を注いでいる。今春には、市指定有形文化財「木像阿弥陀(あみだ)如来坐像」の修復に民間助成が決まり、長期的に取り組む修復作業に弾みが付いた。
 阿弥陀如来坐像は、髻(もとどり)を結い上げた宝冠阿弥陀如来坐像の貴重な古例。ただ光背や指が欠損するなど大掛かりな修復が必要になっている。
 建穂寺は7世紀後半に創建され、明治初期に廃寺になった駿河(当時)屈指の大寺院。地域住民が約60体の仏像の管理を受け継ぎ、1975年には観音堂を建てて保存と修復に手を尽くしている。
 限られた予算の中で、活用できる制度への申請も継続。3月には住友財団から同坐像修復への助成決定が報告された。
 仏像群は、県指定文化財2体も含まれるなど地域が誇る財産。建穂神社・観音堂評議委員の杉浦悦雄さん(76)は「行政や民間の力を借りながら、保存の意義を周知していきたい」と話す。

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