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静岡の自然に着想、国際作曲コンクールで最高賞 日大の保谷教授

(2020/4/6 08:06)
両親の移住先でピアノを弾く保谷哲也さん。自然豊かな静岡で作曲に取り組む=伊豆の国市
両親の移住先でピアノを弾く保谷哲也さん。自然豊かな静岡で作曲に取り組む=伊豆の国市

 日本大理工学部数学科教授の保谷哲也さん(50)=千葉県在住=が、静岡県の豊かな自然や美しい景色を堪能しながら仕上げた曲で、国際的なピアノ作曲コンクールの最高賞を受賞した。研究や学生指導の合間を縫って本県を訪れていると言い「都会では思い浮かばないインスピレーションが静岡では湧きやすい。受賞は静岡のおかげ」と感謝した。
 出場したのはゴールデンキー国際ピアノ作曲コンクール。105の国・地域からの応募があり、プロもエントリーしたプロフェッショナル部門での栄冠。作品はテンポが速くリズミカルな曲調が特徴の「即興的前奏曲6番」で、2分ほどの短さながらも斬新さが評価されたという。
 保谷さんは東京都出身。10歳ごろからピアノの音が好きで教室に通い始めた。頻繁に静岡県内へ足を運んでいた妻美季さん(42)の両親から影響を受け、2011年から静岡県内を訪れるようになった。17~19年は長泉町に住み、そのとき参加した三島市でのピアノイベントで、即興で弾いたのが受賞曲だった。
 幼い頃から趣味でピアノを続ける傍ら、志していた研究職の道に進んだ。現在は人工知能を研究している。「作曲も研究もオリジナルのアイデアを出すところは同じ。自分で1から考え出さないと気が済まない」と共通点を語る。
 保谷さんの両親が移住した伊豆の国市を毎月のように訪れてピアノを弾き、作曲にも取り組む。コンクール主催者に招待され、8月にオーストリア・ウィーンでの音楽祭で受賞曲を披露する。保谷さんは「長年構想しているオーケストラの曲もある。ウィーンでアイデアが浮かぶかも」と意欲は衰えない。

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