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伊東・旧深沢家住宅主屋など登録有形文化財に 国の審議会が答申

(2020/3/20 08:38)
「火除け家」として親しまれる旧深沢家住宅主屋=伊東市宇佐美
「火除け家」として親しまれる旧深沢家住宅主屋=伊東市宇佐美
和洋が融合したつくりのYMCA東山荘フィッシャー館=御殿場市深沢
和洋が融合したつくりのYMCA東山荘フィッシャー館=御殿場市深沢

 国の文化審議会は19日、伊東市の旧深沢家住宅主屋など県内3件を含む133件の建造物を登録有形文化財にするよう萩生田光一文科相に答申した。登録有形文化財は全国1万2692件、県内268件となる。
 旧深沢家住宅は戦前の和風建築。県内ではこのほか、教育・福祉団体の日本YMCA同盟が御殿場市に開設した研修施設YMCA東山荘のフィッシャー館と同荘の斉藤記念館も選ばれた。県外では大阪万博のシンボルとして親しまれている太陽の塔などが登録される。

 海岸沿いの旧道に面する旧深沢家住宅主屋は1931年の建築。深沢家は古くは海運業や銀行業に携わった商家で、木造2階建て、寄棟造りの建物内は、床の間や欄間など随所に粋な意匠が施されている。
 これまで何度も大火に見舞われた同地区で奇跡的に焼失を免れたことから「火除け家(ひよけや)」として親しまれてきた。2018年夏に「旅乃家リゾート」が購入。建物はほぼそのままに日本料理店に生まれ変わった。
 YMCA東山荘フィッシャー館は米国の建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズ(1880~1964年)が設計。聖書研究室として1950年に建てられ、外観、内装に和洋が融合する。外壁は下見板を張り、屋根は洋館風の赤い瓦棒ぶき。応接室の暖炉には自然石をアーチ状に配している。
 同荘の斉藤記念館は65年に完成した宿泊棟兼集会施設。建物全体が十字架をかたどり、屋根が建物の外側に大きくせり出すダイナミックなデザイン。コンクリートに自然石を張った重厚な壁は、外壁だけでなく食堂などの内壁にも見られる。

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