静岡新聞NEWS

藤守の田遊び、厳かな舞披露 焼津・大井八幡宮

(2020/3/19 08:27)
3番演目「御獅子」を演じる氏子男性=17日、焼津市の大井八幡宮
3番演目「御獅子」を演じる氏子男性=17日、焼津市の大井八幡宮

 国指定重要無形民俗文化財「藤守の田遊び」が17日夜、焼津市藤守の大井八幡宮で奉納された。新型コロナウイルス感染拡大の影響で規模を縮小したが、住民が例年と変わらない幻想的な舞を披露し伝統をつないだ。
 神事は稲作の開墾から田植え、刈り取りまでの様子を表現する25番の演目と、舞台を鎮める「番外」で構成。会場にいる時間を短くするために「御獅子」や「田植」など代表的な六演目と番外のみ実施した。予定していた中高生の出演を見合わせ、経験のある未婚の社会人男性5人が急きょ、舞台に立った。
 例年500人ほどの見学者が集まるが、今年は来場を禁止した。歌や太鼓の音色が境内に響き渡り、厳粛な雰囲気に包まれた。
 藤守の田遊び保存会の河村勝利会長(75)は「戦時中は場所を変え、暗闇の中で奉納したと聞いている。そのとき以来の緊急事態だったが、伝統を無事につなぐことができた」と話した。
 大井川の治水や豊作を願い平安時代に始まったとされ、毎年3月17日に奉納している。

静岡芸能・文化の記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・
静岡新聞データベース

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿
静岡新聞モバイルサイト