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賤機焼の歴史たどる 作品や文献100点、静岡・葵区で企画展

(2020/2/27 07:50)
賤機焼の歴史を紹介する企画展=静岡市葵区の市文化財資料館
賤機焼の歴史を紹介する企画展=静岡市葵区の市文化財資料館

 静岡市葵区の市文化財資料館で3月8日まで、江戸時代以降に駿府の名産品として生産されてきた「賤機焼」の歴史を紹介する企画展(静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれている。江戸時代の出土品や明治期以降の作品、歴史を伝える文献など約100点を展示している。
 江戸時代後期の文献に駿府の名産と記された賤機焼は幕末から明治期に廃れた後、職人により再興された。企画展には江戸時代の武家屋敷跡から出土した器や個人が所蔵する江戸後期の香合、明治期の再興に貢献した青島樵山や現在の5代目窯元青島春秋果さんの作品など、各時代の多彩な器をそろえた。黄色と緑色のうわぐすりを使った特徴的な器や、富士山をかたどった香合なども並ぶ。
 賤機焼は、徳川家康が浜松城で武田勢に包囲された際、「鬼は外、福は内」と騒いで敵軍の虚を突き勝利を収めたことから、窯の創始者が家康に外面に鬼、内面に福の顔をかたどった盃(さかずき)を献上し称号を受けたと伝えられている。この伝承に基づく「鬼福」の盃も数多く並ぶ。
 月曜日または祝日の翌平日は休館日。

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