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はんが甲子園「先生の有終飾りたい」 生徒、彫刻刀に思い込める

(2020/2/14 08:34)
はんが甲子園に向けた実習に取り組む(左から)平垣さん、沢田教諭、杉村さん、小原さん=静岡市清水区の東海大静岡翔洋高
はんが甲子園に向けた実習に取り組む(左から)平垣さん、沢田教諭、杉村さん、小原さん=静岡市清水区の東海大静岡翔洋高

 新潟県佐渡市で3月に行われる木版画制作のチーム戦「第20回全国高等学校版画選手権大会」(はんが甲子園)への出場を決めた東海大静岡翔洋高美術部の部員が、長く同部顧問を務め、本年度末で定年退職する沢田祐一教諭(62)に最優秀賞を贈ろうと実習に熱を入れている。
 1月の予備審査を通過した小原千和さん(1年)、杉村衣織さん(同)、平垣汰朗さん(同)の3人がチームを編成し、18~22日の大会に臨む。期間中の2日半で現地の人や自然を取材してテーマを定め、多色刷りの大作を共作する。
 大会に向け3人は、毎日2時間の木版画実習で技術を磨く。小原さんは「全員が能力を出さないと良い作品にならない。チームワークを高めたい」と彫刻刀に力を込める。
 同高は同大会14回目の出場。第1回(2001年)、第15回(15年)は最優秀賞に輝いた。1983年に同高の前身東海大工高に着任し、校舎周辺に自生するマツをモチーフにした作家活動も続ける沢田教諭にとっては、20年にわたり生徒と頂点を目指し続けた思い出深い大会だ。ことしも大会期間中に同高で行われる離任式には出席せず、佐渡市で生徒と時間を過ごす。
 杉村さんは「先生には配色をはじめ、一から版画を教わった」と感謝する。平垣さんは「先生の最後の大会で最優秀賞を取りたい」と言い切る。沢田教諭は「3人の作業でどういう“化学変化”を起こせるか。それぞれが自分の役割を果たせばきっと良い結果が出る」と励ました。
 同大会には県内から、県立伊東高城ケ崎分校も出場する。

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