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焼津の「水産翁」生家、再生 服部家改修、交流拠点に

(2020/2/11 15:30)
浜通りの交流拠点として焼津市が整備する方針の服部家=10日午後、焼津市城之腰
浜通りの交流拠点として焼津市が整備する方針の服部家=10日午後、焼津市城之腰

 焼津市は同市の水産業発展の礎を築いた服部安次郎(1850~1941年)の生家(同市城之腰)を改修し、交流拠点として整備する。立地する浜通り地区のにぎわい創出に役立てる。
 市によると、服部家は木造2階建てで敷地面積600平方メートル。間口が狭く、奥行きが長い漁村特有の敷地割りで、海からの風を避けるために屋根の勾配が緩く設計されている。主屋の一部は1889年に建築されたとみられ、歴史的な価値も高いという。
 市は2017年7月、服部家から「地域のために役立ててほしい」と無償で譲り受けた。19年、利活用の具体案を「公募型プロポーザル」で募集し、地元の造園業良知樹園の案を選んだ。今後、外観や間取りの保存に配慮しつつ、同社の提案を基本に宿泊施設や飲食スペースを整備する。施設の運営も同社が担う。
 21年度オープンを目指す。20年度当初予算案に、情報発信を行うための事業費300万円を計上する方針。
 服部は1908年、焼津生産組合(後の焼津信用金庫)を創立。漁船の機械動力化、大型化を促すなど焼津市の漁業発展に尽力した。地元で「焼津水産翁」の一人とたたえられ、焼津神社に顕彰碑が建つ。

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