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秀吉協力で家康築城か 駿府城に小天守台跡、静岡市が正式発表

(2020/1/7 17:06)
新たに見つかった小天守台の石垣を説明する静岡市職員=7日午前11時ごろ、同市葵区の駿府城公園
新たに見つかった小天守台の石垣を説明する静岡市職員=7日午前11時ごろ、同市葵区の駿府城公園

 静岡市は7日、2018年10月に駿府城公園(同市葵区)で見つかった「豊臣秀吉の天守台跡」に隣接した場所で、新たな天守台跡が発見されたと発表した。大規模な天守に連結した「小天守」の跡とみられる。江戸時代より前の城跡で連結型の小天守台の遺構が発見されたのは全国初。専門家は「日本城郭史を考えるうえで重要な発見」としている。小天守の発見で秀吉と徳川家康が協力して築城した可能性も浮上した。
 市によると、新たな天守台跡が見つかったのは、秀吉の命を受け、天正期(1573~1593年)に建てられたとみられる天守台の東側。一辺約20メートルの石垣が検出された。市は18年に天守台が発見された際、石垣の形状や金箔(きんぱく)瓦が同時に出土したことなどから、秀吉の家臣である中村一氏が築いた城との見解を示してきた。しかし、家康の家臣の日記に、1589年に駿府で小天守建造に関わったとの記述があることから、今回の小天守台の発見で▽秀吉の協力を得て家康が大小の天守を築いた▽家康が独自に築城した-など新たな仮説が浮上したという。
 駿府城は家康が戦国時代末期に築いた城と、江戸時代初頭の大御所時代に築いた城の存在が知られていたが、18年に秀吉が築いたとされる天守台跡が発見され、天下人2人が同じ場所に築城していたと話題になった。今回の発見で、2人が協力して築城していたという新たな可能性が出てきたことで、今後の調査・研究が注目される。

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