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茶の間に「いる」白い不思議な物体 その正体は…

(2020/1/1 08:44)
白い不思議なオブジェを家庭に迎え、愛情を“付着”させる。愛着をまとったオブジェが無人駅に置かれたら、どんな存在感を放つだろうか=島田市川根町
白い不思議なオブジェを家庭に迎え、愛情を“付着”させる。愛着をまとったオブジェが無人駅に置かれたら、どんな存在感を放つだろうか=島田市川根町

 白い不思議な形をした物体が、家族と一緒に茶の間に“いる”。大井川鉄道の無人駅を舞台に展開する芸術祭「UNMANNED(アンマンド)」(NPO法人クロスメディアしまだ主催)は、3月の開幕を前に既に始動している。
 白い物体はアーティストさとうりささん作のオブジェ。住民に数日間ずつ貸し出し、愛情を“付着”させる。芸術祭会期中は無人駅に設置する。「愛着」を身にまとったオブジェは無人駅でどんな存在になるのか-。
 無人駅という言葉には寂しさがあるが、同法人事務局長の児玉絵美さん(41)は「地域に濃いコミュニティーが残り、面倒くささと同時に豊かさがある」と魅力を語る。住民が芸術祭に関わり、地元を見直してもらうのが狙い。「その先に観光があり、地域活性化がある」と同法人理事長の大石歩真さん(42)は強調する。
 どこからともなく現れ、何も言わずとも手伝いに加わる住民を、関係者は「妖精」と呼ぶ。妖精が増えたのは、過去2回の芸術祭でアーティストと住民の間に絆ができた証し。「それが財産」と、高まる機運に2人は期待した。
 芸術祭は3月6~22日。

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