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熱海・起雲閣100年 時代とともに変遷、人気観光スポットに

(2019/12/24 07:55)
和洋の多彩な建物や美しい庭園が人気の起雲閣=熱海市昭和町
和洋の多彩な建物や美しい庭園が人気の起雲閣=熱海市昭和町

 熱海市の観光文化施設「起雲閣」が2019年、最初の建物の完成から100年を迎えた。別荘として誕生し、旅館となって多くの文豪に愛されるなど、時代とともに変遷を遂げてきた施設は現在、市内の人気の観光スポットとして多くの人を引きつけている。
 起雲閣は1919年(大正8年)、海運関連の事業で成功し、鉄道大臣なども務めた内田信也が母親のための別荘として建てた。25年に「鉄道王」として知られた根津嘉一郎が買い取り、大規模な拡張工事を実施。47年には旅館となり、太宰治や山本有三ら多くの文豪が訪れた。2000年に市が取得した。
 施設を指定管理するNPO法人あたみオアシス21によると、有料入館者数は堅調に推移し、ここ数年は年間10万人を超えている。千葉むつみ館長は、ローマ風浴室などの華麗な内装や美しい日本庭園など「非日常的な雰囲気を味わえるのが魅力」と語る。
 一方で老朽化が進む建物の修繕や、維持管理を支える次世代の人材確保など課題もある。千葉館長は「施設を守るだけでなく、訪れる人を心からおもてなしできる体制も維持していきたい」と言葉に力を込めた。

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