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名作映画の裏話紹介、衣装職人池田さん講演 静岡・葵区

(2019/11/19 07:55)
名作映画の撮影エピソードを語る池田さん=静岡市葵区
名作映画の撮影エピソードを語る池田さん=静岡市葵区

 静岡市などの映画愛好家でつくる静岡映画文化フォーラム(斎藤隆代表)は17日、黒沢明監督作品など数々の映画に関わった衣装職人の池田誠さん(80)=千葉市=を招いた講演会を、静岡市葵区のサールナートホールで開いた。映画ファンら約150人が、50~70年代の撮影現場のエピソードを楽しんだ。
 池田さんは高校卒業後に京都衣裳(現東宝コスチューム)に入社。黒沢明監督「隠し砦の三悪人」(1958年)を皮切りに岡本喜八、本多猪四郎、成瀬巳喜男ら名監督の映画で衣装を手掛けた。
 講演会で池田さんはロケ地やスタジオでの監督や俳優とのやりとりを詳しく述べた。「ゲンと不動明王」(61年)の稲垣浩監督の撮影技法や演出手法を紹介し「映画の何たるかを教えてもらった」と感謝した。
 印象に残る場面には岡本監督の「日本のいちばん長い日」(67年)の、三船敏郎演じる阿南惟幾陸軍大臣が切腹するシーンを挙げた。「三船は一点を見つめて短刀を真一文字に引いた。阿南の霊魂が乗り移ったような、鬼気迫る演技だった」と振り返った。

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