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自由で繊細、肉筆浮世絵展 三島・佐野美術館で開幕

(2019/9/8 08:20)
貴重な肉筆浮世絵が並ぶ会場=7日午前、三島市中田町の佐野美術館
貴重な肉筆浮世絵が並ぶ会場=7日午前、三島市中田町の佐野美術館

 多彩な色合いと精巧な筆遣いで描かれた肉筆浮世絵の企画展「美を競う 肉筆浮世絵の世界」(佐野美術館、三島市、市教育委員会、静岡新聞社・静岡放送主催)が7日、同市の佐野美術館で開幕した。10月27日まで。江戸中期から明治時代の貴重な作品を紹介する。
 岐阜県高山市の光ミュージアムが所蔵する111点を展示。葛飾北斎、歌川広重ら江戸後期を代表する絵師をはじめ、肉筆画でのみ知られる宮川長春や藤麿らの多彩な浮世絵が並ぶ。
 溪斎英泉の「立ち美人」など美人画のほか、北斎の「豫譲(よじょう)」など歴史上の人物を描いた作品も注目を集める。
 浮世絵で主流の版画と比べ、直接描き上げる肉筆画は絵師の自由な色合いや細かな筆遣いで表現しているのが特徴。一点もので希少価値が高く、肉筆浮世絵の大規模な展示会は珍しい。初日から大勢の来館者が訪れた。
 10月2日までを前期、4日からを後期とし、約30点を入れ替える。企画展を監修した美術史家鈴木浩平さん(66)の講演会(5日)、9月14日と10月12日は同美術館学芸員のギャラリートークを開く。入館料は一般・大学生千円、小中高生500円。

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