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家族、友人と「前へならえ」 始まりの地・江川邸で8月イベント

(2019/7/30 08:45)
伊豆の国ふるさと博覧会の一環で「前へならえ」をする参加者。8月のイベントへの参加者を募集している=6月、伊豆の国市の江川邸
伊豆の国ふるさと博覧会の一環で「前へならえ」をする参加者。8月のイベントへの参加者を募集している=6月、伊豆の国市の江川邸
江川太郎左衛門英龍が訓練の様子を描いた墨絵(江川文庫提供)
江川太郎左衛門英龍が訓練の様子を描いた墨絵(江川文庫提供)

 整列時の号令「前へならえ」や「気をつけ」の始まりの地とされる伊豆の国市の国指定重要文化財「江川邸」で8月、家族や友人らとの「前へならえ」の様子を写真撮影するイベントが開かれる。市の担当者は「誰もが経験したことあるが、江川邸が始まりだと市民でも知らない人がいる。体験して地域の歴史を見詰め直して」と市内外からの参加を呼び掛けている。
 市などによると、幕末の韮山代官江川太郎左衛門英龍(坦庵)が江川邸の「枡形(ますがた)」と呼ばれる広場で農兵の訓練を行った際に「前へならえ」などの号令を使用したのが始まりとされる。
 江川家の資料を保管する江川文庫(同市)には、訓練時に農兵を指揮する隊長が手に持って読み上げた「生兵教練号令詞」に「気をつけ」を意味するとみられる記載がある。英龍が訓練の様子を描いた墨絵も残っている。
 同文庫学芸員の橋本敬之さん(67)は「整列して集団を動かす大切さが伝えられている」と分析する。
 参加者は実際に枡形で整列し、「前へならえ」をして写真を撮影する。初日の8月1日には韮山反射炉PRキャラクターの「てつざえもん」が登場するほか、橋本さんによる講座を行う。
 6月にも伊豆の国ふるさと博覧会の一環で実施したが、参加者が少なかったため、募集方法を変えて再企画した。市の担当者は「誰でも参加できるイベント。歴史を学ぶきっかけにもしてほしい」と話している。

 ■「前へならえ」のイベント
 8月1~31日に伊豆の国市の江川邸で開催する。江川邸事務所でスケッチブックとペンを受け取り、グループ名や人数、実施日を記入してスケッチブックが写るように撮影する。カップルなど少人数でも可。
 受付時間は午前9時から午後4時15分まで(水曜は午前9時半から午後3時まで)。写真は専用のアドレスに送信すると、抽選で記念品が当たる。
 問い合わせは市観光課<電055(948)1480>へ。

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