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未発見の「御殿」探す 浜松城二の丸跡地で本格発掘

(2019/6/21 09:04)
浜松城の二の丸跡地で初めて本格的に始まった発掘調査=20日午後、浜松市中区
浜松城の二の丸跡地で初めて本格的に始まった発掘調査=20日午後、浜松市中区
二の丸御殿があったとみられる場所
二の丸御殿があったとみられる場所

 浜松市は20日、浜松城の二の丸跡地で初めて本格的な発掘調査に着手した。江戸時代初期から幕末まで藩主が政務を行い、日常生活も営んだ「二の丸御殿」は絵図が残っているものの、遺構は未発見のまま。徳川家康の子である2代将軍秀忠が誕生した屋敷も二の丸にあったとされ、市は「浜松城の歴史を解明する上で重要な手がかりが見つかる可能性がある」と期待する。
 発掘現場は市役所(中区)の北側隣接地1・6ヘクタールで、2017年3月に閉校した旧市立元城小の解体跡地。元城小が同所に建てられたのは1948年で、本格的な発掘はされてこなかった。
 絵図などから御殿は元城小跡地と現在の市役所にまたがる位置にあったとみられるが、「市役所建設時にも大規模な発掘は行われていない」(市文化財課)。
 今回の発掘現場は、御殿の北側半分で藩主の居間や寝室、台所といった居住エリアだったとみられる。2011年に二の丸の南西部分で行われた試験発掘では、井戸跡から中国製の陶磁器片など権力者の存在を示す物が出土した。
 御殿の周囲には堀や石垣があったとみられている。同課の担当者は「特に堀の底からは『何か見つかるのでは』という期待が大きい」と説明する。
 市は19年度当初予算に発掘調査費6300万円を計上。20年1月までの調査期間中、幅2メートル、長さ120メートル、深さ1メートル前後の溝を東西6本、南北5本、格子状に掘り、広範囲をくまなく調べる予定。

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