静岡新聞NEWS

伝統「遠州織物」魅力再発信 浜松の施設リニューアル

(2019/6/13 08:01)
新しい展示コーナーに遠州織物の製品を飾り付ける地元企業の人たち=浜松市東区の市総合産業展示館
新しい展示コーナーに遠州織物の製品を飾り付ける地元企業の人たち=浜松市東区の市総合産業展示館
遠州織物について学べるパネル展示
遠州織物について学べるパネル展示

 遠州織物の情報を発信する展示場「遠州織物Co-Lab.(コラボ)」が15日、浜松市東区の市総合産業展示館にオープンする。江戸時代から国内の三大綿織物産地の一つに数えられる遠州地域。地場の製品や産業の歴史を市民や来訪者により深く知ってもらおうと、現在の展示場を大幅にリニューアルした。
 常設展示スペースは北館2階の380平方メートルで、日中は誰でも自由に入場できる。これまでも繊維製品や織り機などを展示していたが、市と関係団体でつくる遠州産地振興協議会が、繊維産業活性化に向けた地元でのPR強化に活用することを決めた。
 運営に当たる県繊維協会加盟の組合や企業が、製品の洋服や小物類などを展示。遠州織物を使った夏用シャツ「武襯衣(むしゃ)」も並べる。
 「遠州織物とは?」に始まるパネル展示も新設し、産地の歴史や製品の工程などを説明。ブロード、別珍・コール天、遠州綿紬(めんつむぎ)、浜松注染そめといった多様な技術を、実物の生地で紹介する。
 「遠州織物」は2017年、特許庁の地域団体商標に登録された。県繊維協会の古橋敏明会長は「生産者は製品に自信を持ち、地元でも再認識が進んでいる。歴史が分かる場になればいい」と期待する。今後、ミシンを置いてクリエーターが簡単な作業をできるようにするなど、施設の有効活用も検討する。

 ■「綿の産地フェア」も開催
 「遠州織物コラボ」のリニューアルオープンに合わせ、県繊維協会は15日、「第12回綿の産地フェア」を浜松市東区流通元町の市総合産業展示館で開く。
 遠州地域で繊維製品を製造する企業や組合計16団体が、遠州織物を使った新製品を出展。和装反物、シャツ、小物などを販売する。手織りやひも作りの体験もできる。
 午前10時から午後4時まで。問い合わせは同協会<電053(456)7222>へ。

静岡芸能・文化の記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・
静岡新聞データベース

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿
静岡新聞モバイルサイト