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聖一国師、数え歌に 静岡茶の始祖に親しみ込め作詞

(2019/5/15 17:34)
聖一国師 数え歌
聖一国師 数え歌

 静岡市の歌舞伎研究家藤浪俊夫さん(89)が、静岡茶の始祖聖一国師(しょういちこくし)に親しむ「数え歌 聖一さん」を作詞した。鎌倉時代の高僧の功績や人間味を覚えやすいリズムでまとめた。
 「一つとや 人に知られる静岡茶 種を蒔(ま)かれた聖一さん」「二つとや 富士に誓った決意あり 衆生済度(しゅじょうさいど)の聖一さん」。疫病を鎮めた逸話や穏やかな人柄、宋に渡った苦労など、硬軟織り交ぜた歌詞は10番まで続く。
 聖一国師が生まれた同市葵区栃沢地区の関係者らから「高僧でも一休さんや白隠さんらは親しみを込めて呼ばれている」との声を聞いたことがきっかけ。「聖一さん」と繰り返し呼んでもらう工夫として数え歌に目を付けた。盛り込むべき情報を挙げ、数を引っ掛けた文言でエピソードをつないだ。「手本にすべき生きざまは10個に絞るのに悩むほど」と創作を振り返り「曲が付いて歌われることが理想」と構想を膨らませる。
 数え歌と並行し、講談も書き下ろした。18日正午から静岡市葵区のもくせい会館で行われる各流琵琶演奏会(県琵琶協会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の「特別企画聖一国師」で、講談と薩摩琵琶歌が披露される。入場無料、予約不要。

 <メモ>聖一国師(1202~80年) 久能寺で学び、宋に渡った後に臨済宗を布教。宋から茶の種を持ち帰ったほか、製粉や人形作りの技術を伝えた。死後、国師の号が花園天皇より贈られた。

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