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静岡文化芸術大生、春野の昔話集め出版 全76話、集落も解説

(2019/4/23 07:49)
「春野のむかしばなし」が店頭に並び始めた書店=浜松市天竜区二俣町
「春野のむかしばなし」が店頭に並び始めた書店=浜松市天竜区二俣町

 静岡文化芸術大(浜松市中区)の学生が天竜区春野町の高齢者らから採録調査した昔話や伝説全76話を集めた単行本「春野のむかしばなし」がこのほど出版された。調査した同町熊切地区の集落に関する解説や話者の顔写真も掲載されている。
 A5判156ページの本は同大文化政策学部の二本松康宏教授が監修し、伝承文化ゼミ4年の伊藤優華さん、吉高里さん、藤井優さんが編著を手掛けた。調査は2018年度に行った。
 本には「だいだらぼっち」と呼ばれる巨人の足跡が山上にある湧き水の池「新宮池」になった話や大蛇や竜の伝説などを集録。学生が調査した各集落の歴史や町並み、人々の暮らしの解説文も添えられている。
 学生らは同大から車で片道約2時間の山間集落へ20回以上通い、過疎高齢化で消えかかっている伝承を聞き取り、方言もそのまま書き起こした。伊藤さんは「地域の人たちは(調査に来た自分たちを)家族のように迎えてくれた。自分の故郷のように思えた」と話した。
 20日は同区二俣町の書店に見本が届き、店員が来店した子どもに内容を紹介した。今月中に販売用が届くという。

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