ほかげ
ジャンル映画製作国日本2023年
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ほかげのあらすじ
終戦直後の焼け跡、かつて賑わった闇市の片隅にひっそりと残った小さな居酒屋に、1人の女性が身を寄せていた。彼女は敗戦の混乱の中で住まいを失い、生活の糧を得るために体を売ることを斡旋されていた。絶望に苛まれながらも、その状況から抜け出せずに日々をただやり過ごすしかなかった。そんな彼女のもとに、空襲で家族を失った少年が食料を求め、盗みに居酒屋へ侵入する。やがて少年は居場所を求めるかのように頻繁にその場所に入り浸るようになり、孤独な二人がそれぞれの悲しみと闇を抱えて交わり始める。鬼才・塚本晋也監督が、戦後の絶望と再生を背景に人間の内面を抉り出す本作は、『ブギウギ』の趣里が繊細ながらも大胆に主人公を演じ、80回ベネチア国際映画祭ではオリゾンティ部門に出品され、最優秀アジア映画賞にあたるNETPAC賞を受賞した。終戦直後の混沌とした時代を生きる人々の闇と光、その細やかな感情の交錯を描き出す人間ドラマである。



