遙かなる山の呼び声(1980)
ジャンル映画製作国日本1980年
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遙かなる山の呼び声(1980)のあらすじ
北海道・中標津の厳しい自然に囲まれた牧場で、風見民子は亡き夫の遺志を継ぎ、息子と共に懸命に暮らしている。ある冬の嵐の夜、突然一人の男が一夜の宿を求めて牧場を訪れる。男は納屋で一晩を過ごし、牛のお産を手際よく手伝った後、静かに去っていった。その後、夏の盛りに再び現れた男は、牧場で働かせてほしいと懇願する。彼が警察に追われる身であることを知らぬまま、民子親子との間に深い絆が生まれ、やがて切なくも温かい純愛が芽生えていく。山田洋次監督が描き出す、風景の美しさと登場人物たちの繊細な感情の交流が印象的である。高倉健と倍賞千恵子の息遣いが伝わるやり取りは、観る者の心を強く揺さぶり、吉岡秀隆やハナ肇、武田鉄矢、渥美清ら共演者の名演が物語をいっそう深く味わい豊かに仕上げている。ひと夏の出会いと別れを通じて、命の尊さと人と人とのつながりの温もりがしみじみと伝わる感動作である。



