Q. なるべく子どものスマホデビューを遅らせたいけれど…
我が家は、小6男子、小4女子、小2男子なのですが、まだ子どもたちに個人のスマホは持たせていません。ゲームはSwitchと家族共有のタブレットを使用。YouTubeはテレビで見ています。「子どもにスマホをあまり早くから持たせたくない」と、思っているのですが、子どもにその理由を聞かれたとき、うまく答えられませんでした。心理士の先生から見て、子どもがスマホを持つリスクは、どんなところにあると思われますか?
また長男は友だちの殆どがスマホを持っていて、遊ぶ約束もLINEで行っています。私がかわりにするのも、もう違うかなと思うんです⋯
(相談者:MONO)
まずは生成AI(Gemini)に聞いてみました
以下、生成AIの見解!? です。親として子どもに「なぜダメなの?」と説明する際、また一般社会でよく言われる「早すぎるスマホ」のリスクは以下の3点に集約されます。「時間」と「お金」のコスト感覚がバグる
スマホは無料の動画やゲームが無限に続くため、子どもの「時間の感覚」を狂わせます。また、アプリ内課金やワンクリック詐欺など、見えない場所で大きな「お金」が動くリスクもあります。子どもへの説明案: 「スマホは時間泥棒なんだよ。気づいたら1日が終わっちゃう。それにお金のトラブルも多いから、まだ自分のお金と時間を管理できないうちは、家族みんなで使うルールにしようね」
身体への悪影響(視力・睡眠・姿勢)
画面を至近距離で見続けることによる視力低下、ブルーライトによる睡眠不足、猫背による姿勢の悪化など、発育期の身体に直接的なダメージを与えます。子どもへの説明案: 「今みんなの体や目は、大人になるための大事な準備をしている。スマホの画面ばかり見ていると、目が悪くなったり、夜眠れなくなって背が伸びなくなったりするから、お母さんは心配なんだ」
ネットの「危険」に1人で放り出される
個人スマホは「親の目が届かない密室」です。不適切な動画、SNSでの言葉のトラブル、知らない大人との接触など、小学生にはまだ判断できない危険な世界とダイレクトに繋がってしまいます。子どもへの説明案: 「ネットの世界は、車の行き交う大通りと同じ。まだ1人で運転していい年齢じゃないよね。だから、安全なテレビやタブレットという場所で、お母さんと一緒に楽しもうね」
専門家の意見は?公認心理師の佐藤さんに聞いてみました
育児相談室を運営する傍ら、テレビ・雑誌・WEBなどの各種メディアで子育てに役立つ心理学を発信する、公認心理師の佐藤めぐみさんに聞いてみました。以下、佐藤めぐみさんのコメントです。どのタイミングで子どもに初めてのスマホを渡すか、悩みますよね。「早くから持たせたくない」というご家庭は、子どもがスマホを持つメリットとデメリットを比べて、「まだデメリットの方が多い」と判断されての意向だと思います。
小6、小4、小2のお子さんがいる中で、下のお子さん2人には「まだまだ」と思えても、お兄ちゃんについては、気になり始めているご様子が伺えます。
子どもがスマホを持つリスクについては、AIが示唆した通りですが、私の相談室によく持ち込まれるお悩みとしては、「スマホに夢中で勉強をしない」「そのことを叱ると親子げんかになる」というもの。非常に多いです! 小学校高学年以降、勉強がますます大変になってくる中で、スマホの存在が叱りネタの中心になってしまうのです。
ただ、私個人的には、スマホが悪いわけではなく、管理能力次第だと思っています。スマホデビューをしても、節度を持って使用できれば問題ないからです。よって、「何歳に渡すか」以上に、「上手に付き合えるか」の方がリスクになるか否かの判断材料になるのではと。
中学生になってから渡しても、スマホ三昧になる子はたくさんいるので、単に遅ければOKというわけではありません。その子の自己管理力や自制心がどの程度育っているかが、リスク回避につながります。いざ渡そうという際には、お兄ちゃんのその部分を見て判断すれば、心配されているリスクはある程度回避できるのではと思います。
今から15年近く前に話題になった「Gregory's iphone Contract」。アメリカのある家庭で子どもに初めてのスマートフォンを渡す際に交わされた契約書です。日本でも「スマホ18の約束」というタイトルで訳されており、読んだことがある方もいるのではないでしょうか。そこにはスマホの扱い方や注意点が書かれているのですが、この家庭のように、導入時にしっかりとルールを作っておくのも大切です。問題が起こってから制約を設けようとしても、なかなか上手く行かないことが多いので、渡す前に「どう付き合うか」をきちんと話し合っておきましょう。
答えてくれたのは……佐藤めぐみさん
公認心理師|オンライン育児相談室・ポジカフェを運営。英・レスター大学大学院修士課程修了(MSc)。専門は0~10歳のお子さんを持つご家庭向けの行動改善プログラム、認知行動療法ベースの育児ストレスカウンセリング。また、子育て心理学を学ぶ場としてポジ育ラボを主宰。ブログにて毎日の育児に役立つ心理学を発信中。◆子育てに関するみなさんのお悩みを募集しています。お気軽にご応募ください!>>>子育てについてのお悩み大募集!(googleフォームが開きます)









