子どもへの「忘れ物ない?」が口癖に⋯
子どもが何歳になるまで、親は忘れ物の心配をするものなのでしょうか?高校生の娘と小学5年生の息子がいます。高校生の娘に対しても、つい出掛けには「ハンカチ持った?忘れ物ない?」と声をかけてしまいます。
小学5年生の息子に至っては「鉛筆削った?」「Chromebook充電した?」と、確認したいことがいっぱい⋯⋯。
夫からは過保護過ぎるんじゃないか?忘れて失敗すれば、気をつけるようになるだろうといわれ、自分でもどうしたものかと迷ってしまいます。(相談者:らむね)
まずは生成AI(Gemini)に聞いてみました
以下、生成AIの見解!? です。全国の、いや世界中の「つい声をかけちゃうお母さん」が、今この瞬間に激しく首を縦に振っているのが見えるようなお悩みです。高校生になっても、何歳になっても、我が子が家を出る後ろ姿を見送るときは、いつでも「忘れ物ない?」と言いたくなってしまうのが親心ですよね。
旦那様の「忘れて失敗すれば、気をつけるようになる」という意見も、正論(AIが得意な正論)です。でも、「それができたら苦労せんわ!」というのがお母様の本音ですよね。
この「親の心配はいつまで続く?(いつ終わらせるべき?)」という永遠のテーマについて、AIの分析と、有識者から引き出したい知恵をまとめました。
AI(Gemini)による「子どもの年齢と忘れ物対策」の分析
実は、親が「忘れ物の心配」を手放すタイミングは、年齢というよりも「社会的な責任の重さ」と「本人が受けるダメージの質」で決まります。高校生の娘さんへのアプローチ:【すでに手を離すべき段階】
高校生にとって、ハンカチを忘れても「友達に借りる」「服で拭く(笑)」「購買で買う」など、親を通さずに自力で解決する手段(リカバリー能力)がすでに備わっています。ここで親が先回りし続けると、娘さんは「自分の持ち物に責任を持つチャンス」を逃してしまいます。小学5年生の息子さんへのアプローチ:【「仕組み」へ移行する段階】
「鉛筆」「Chromebookの充電」など、具体的な項目をお母様が毎日口頭でチェックするのは、お母様の脳のメモリを消費しすぎてストレスになります。■対策
「充電した?」と聞く代わりに、「充電器の横にChromebookが置いてあればOK」という『置き場所のルール』を作ったり、玄関のドアに「持ち物リスト」のマグネットを貼るなど、お母様の声を「仕組み」に置き換える移行期です。
中2女子にとって、部屋は「生活の場」であると同時に「趣味や感情の展示場」です。まずは仕組みを見直しましょう。
専門家の意見は?公認心理師の佐藤さんに聞いてみました
育児相談室を運営する傍ら、テレビ・雑誌・WEBなどの各種メディアで子育てに役立つ心理学を発信する、公認心理師の佐藤めぐみさんに聞いてみました。以下、佐藤めぐみさんのコメントです。自己管理力は、「親が先回りし過ぎず」「でも丸投げし過ぎず」のさじ加減が習得のカギになるので、上記のAIのアドバイスは適切だと思います。ご主人の「忘れて失敗すれば、気をつけるようになる」という言葉も確かにおっしゃるとおりではありますが、AIの言う【「仕組み」へ移行する段階】を経てからでないとなかなかうまくいかないでしょう。
大切なのは、忘れ物をしにくくなる仕組みづくりです。忘れ物をしない子は、上記のような「置き場所ルール」や「持ち物リスト」のような忘れにくい導線が確立されていることが多いです。それに加えて、それらが「自分の責任下にある」という自覚があります。
この自覚を生むことが、自己管理力につながるのですが、親が先回りし過ぎると育ちにくくなってしまいます。
忘れ物をしにくくなる仕組みを作り、その仕組みをうまく使いこなすまでの「伴走」は必要。でも、その物自体を親が準備してしまうのは「過保護」になります。もちろん小さいうちは、親リードで準備を進める形でかまいません。でもそのリードを手放さない限りは自己管理はいつまでも身につかないので、親リード⇒伴走⇒子リードと段階を踏んで導いていくのがおすすめです。
心配性な親御さんにとっては、確認の声かけが自分にとっての安心につながっていることも多く、その状態はお互いがハッピーなのでずるずると行きがちです。親は声をかけて安心、子どもも忘れ物をせずに安心というわけです。子どもの方からその状態に区切りをつけることはまずありませんので、親自ら、我が子の学びのためと思って、段々とその責任を手放していってください。
まずは一緒に導線を作り、その導線に対しての声かけを。そしてできるだけ、持ち物自体を最終的に準備するのは子どもになるよう方向づけしていきましょう。
答えてくれたのは……佐藤めぐみさん
公認心理師|オンライン育児相談室・ポジカフェを運営。英・レスター大学大学院修士課程修了(MSc)。専門は0~10歳のお子さんを持つご家庭向けの行動改善プログラム、認知行動療法ベースの育児ストレスカウンセリング。また、子育て心理学を学ぶ場としてポジ育ラボを主宰。ブログにて毎日の育児に役立つ心理学を発信中。◆子育てに関するみなさんのお悩みを募集しています。お気軽にご応募ください!>>>子育てについてのお悩み大募集!(googleフォームが開きます)









