(文と写真=高度専門記者兼論説委員・橋爪充)

全国から20の醸造所などが集結。「ビアフェス戦国時代」とも言える昨今、2018年開始の同フェスは「老舗イベント」とも言えようか。初日夜の会場を巡った。

まずはオクタゴン・ブリューイング(同区)の醸造責任者千葉恭広さんにご挨拶。今年のブースでは、同フェスの映像製作などを担っていた浜松未来総合専門学校とのコラボレーションで「アップルシナモンビール」をお披露目した。苦みがほとんどなく、リンゴの甘みとシナモンの香りがアップルパイを想起させる。飲みやすさに全振りしたようなキャラクターに、ビールという酒ジャンルの幅広さに改めて思い至った。

オクタゴンで修行した綿貫卓人さんが開業したガンギ・ブリューイング(新潟県上越市)は3周年記念醸造と銘打ったウィートラガーの「ライクソー」を。ゆずこしょうを思わせる花椒(ホアジャオ)の風味が、ドライなキャラクターをピリッと引き締める。

カマドブリュワリー(岐阜県瑞浪市)の醸造責任者の丹羽智さんはウエストコーストブリューイング(静岡市駿河区)などにも在籍したクラフトビール界のレジェンドと言ってもいい存在。今年も元気に顔を見せていた。レモングラスセゾンはレモングラス由来のキリッとした爽やかなアロマと、「酵母感」がしっかり感じられる味わい。アルコール度数5%という飲みやすさも相まって、ごくごく飲んでしまった。

静岡県勢としては他に、反射炉ビヤ(伊豆の国市)、ベアードブルーイング(伊豆市)、ウエストコーストブルーイング(静岡市駿河区)、浜松ビール(浜松市中央区)が出展。県内外からやってきた多くのクラフトビールファンがブースを訪れていた。













































































