2点を追う六回、2安打と四球で1死満塁の好機に3番桜井皓捕手が満塁弾を放ち、守っては藁科太希投手―石上煌投手の継投で逃げ切った。
島田工
020 004 000=6
100 210 100=5
城南静岡
新しいチーム
夏の主力がセンターラインを含めて5人残っている。ただ、夏の勢いをそのまま秋につなげてきたわけではない。
座馬健人監督(27)は「夏とは切り離して考えてます」ときっぱり。
「夏に核になっていたのは3年生なので。(新チームには)地に足を付けて、粘り強くやろうと言ってきましたし、打てなきゃ負けだよと割り切ってやらせてきました。2試合連続1点差のゲームで勝ち切れたことは、この子たちの中で粘り強さみたいなものが出てきたのかなと思います」
打撃を強みに
初回に相手に先制を許したものの、慌てなかった。石川幹太主将は「バッティングをしっかりやって来たので、追いつける自信がありました」と振り返る。練習の6~7割がバッティング練習。打撃で流れをつくるため、この日はじゃんけんに勝って先攻を選んだという。
公式戦初、会心の一発
六回1死満塁で打席に立った桜井選手は「前の打席で体が突っ込んでしまい、バットが振れていなかったので、重心を後ろに残す意識でした」と試合の中で修正。相手投手に対し「来た球を打つ」とシンプルに構え、3球目の変化球を引っ張ると、打球は左翼フェンスを越えた。高校通算4本目、公式戦初の会心の一発となった。
3連勝に照準
メンバーの多くが島田、焼津、藤枝市など地元の中学軟式野球出身者。先発に1年生が5人とまだまだ成長の余地がある。座馬監督は「決して能力がピカイチというわけではないけれど、ここで終わりの子たちじゃない」と選手の可能性を信じて、次戦・上位校決定戦での3連勝に照準を合わせる。
目標は県16強。
石川主将は「夏は3年生に支えられていたので(いなくなって)心細い部分があったけれど、自分たちの代なので引っ張っていかないと」と、勝ち上がるごとにリーダーとしての自覚を新たにしている。
(編集局ニュースセンター・結城啓子)
【取材後記】
今春から指揮を執る座馬監督は浜松北高―筑波大を経て教員となり、天竜で部長を務めた後、島田工に着任しました。20代の若手監督ですが、現チームで大切にしていることを尋ねると「気合いと根性」と〝昭和のフレーズ〟を口にしました。「もちろん令和の時代に合わせていろいろやっていますが、理論や科学ばかりが先行しても駄目だし、選手の主体性も大切だけれど、最後は気持ち、粘り強さが大事だと思ってます」とのこと。「令和版昭和の野球」として熱気のある雰囲気づくりに取り組んでいるそうです。












































































