【2027年1月引退】わずか330円で新幹線に乗れる!? SBSアナウンサー松下晴輝が体験した古き良き「博多南線」500系新幹線の夢旅

夏休みを取って福岡・博多駅で鉄道旅!

「2027年1月に500系新幹線が引退する」というニュースを目にし、鉄道ファンとしての心がたぎったSBSアナウンサーの松下晴輝です。「引退する前にもう一度乗っておきたい!」という熱い思いから、さっそく7月に休みを取って福岡県・博多駅へ。

子供の頃の憧れだった“カワセミ”(500系新幹線の愛称・先頭形状が、水中に高速で飛び込んでも水しぶきをほとんど上げない、カワセミのくちばしをヒントに設計された)に乗りに行きました。

わずか330円で新幹線に乗れる!? 「博多南線」とは

やって来ました!JR博多駅。

今回の目的「500系新幹線に乗る」には、山陽新幹線(新大阪駅から博多駅まで)内で運行している列車を時刻表で調べて乗りに行くなどいくつか方法があります。

今回チョイスしたのは「博多南線」です。九州イチのターミナル駅であるJR博多駅から、博多南駅まで1駅のみを走る“在来線”で、距離はわずか8.5km!

新幹線の車両と線路を使った普通電車という、全国的にも珍しい路線なんです!その路線ではなかなかの高確率で500系が走っているという情報を得て、乗ってみることにしました!

かつて新幹線の車両基地である「博多総合車両所」の近隣住民による嘆願により、博多市街地への交通アクセス向上のために運転を開始したという経緯をもつ路線。

あくまでも在来線(普通電車)であり、片道330円(乗車券+特急券)で乗ることができますが、乗り場は新幹線用の改札口を通り、新幹線と同じホームから出発します。非常に珍しい体験にテンションが上がりながら、ホームに上がると⋯

いました!今回のお目当て、500系新幹線です!

前述の通り先頭車両が細長く、青色のラインも特徴的ボディ。かつては「のぞみ号」として日本で初めて時速300kmでの走行を達成した、新幹線の歴史に残る名車両です!2010年までは東海道新幹線でも運行していたこともあるので、静岡県民の皆さんも一度は見かけた経験があるかもしれませんね。

そんな感動に浸ってる間もなく、出発時間を迎えたので、まずは座席に座って落ち着くことに。

6号車は他の車両に比べて豪華!

現在、東海道新幹線などで運行しているN700系と比べても証明の感じや座席周りの設備など、若干の年季を感じる車内。でも、その懐かしさにどこか心が休まります(笑)。

ちなみに博多南線で運行されている500系は8両編成。座席は自由席なのでどの号車のどの座席に座っても問題ないのですが、おすすめは6号車です!

この車両はかつてグリーン車(「こだま」運用では指定席)として使用されていた車両で、座席が他の車両に比べて豪華なんです!

子連れは8号車がおすすめ

電車好きなお子さんがいらっしゃる家族連れは、8号車を覗いてみてください!実はこの車両には、本物の運転台を模した“お子様向け運転台”が設置されていて、自由にハンドルやスイッチの操作を楽しむことができるんです。

遊び心満載な仕掛けなのですが、私が小さい頃、まだ500系が「のぞみ」や「こだま」として大活躍していた頃は、この運転台で遊びたい子どもたちが長い列を作ることもしばしば…幼い松下少年は、運転台で遊んでみたい気持ちをグッと堪えていたのでした。

幸いこの日私が乗った博多南線は、夜遅い時間だったこともあって他にお客さんがほとんどいません。

27歳になった松下は、そっとハンドルに手を伸ばします。「カチャ、カチャ、カチ⋯」と動かして、少年時代の夢をひっそりと叶えたのでした。そうこうしている間に、電車は終点・博多南駅へ!

車両基地の真ん中にたたずむ「博多南駅」

少し名残惜しいですが、ホームに降り立つと奥には整備中の新幹線がズラリと並んでいました。車両基地のど真ん中に作られた駅だということがよく分かります。

ただ一度改札を抜けてみると、眼前に広がるのは落ち着いた町並みに、こじんまりとして可愛らしい駅舎。

博多南線が誕生した経緯や博多南駅については事前に下調べをして知っていましたが、実際に降り立つと「なるほど、本当に車両基地の周りに住宅地が広がっているんだな」と、自分の目で確かめることができます。こういった知らなかった街の表情に出会えるから、鉄道旅はやめられないのかもしれませんね。

さて、いかがだったでしょうか。今回は特に私の“乗り鉄”欲が爆発した旅になった気がしますが、引退間近の500系新幹線に乗って再び出かけることができて、いい時間になりました!

乗り物好きの皆さんはもちろんそうでない方も、来年(2027年)の引退までに古き良き新幹線に乗って旅してみてはいかがでしょうか。

p.s. 結局片道だけでは物足らず、私は博多南駅から博多駅まで乗ってきた列車に乗って、トンボ返りしたのでした(笑)。たくさん乗れて楽しかった〜!

※撮影・取材は周囲の安全に配慮し、他の乗客のご迷惑にならないよう配慮しています。

SBS静岡放送のアナウンサー陣が静岡での暮らしにちょっとプラスになる話をお届けします。プライベートで立ち寄ったお店やオススメのグルメ、ロケ先での裏話など内容はさまざま。アナウンサーの日常を気軽なタッチで紹介していきます。

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