サッカーが熱い!プレーするのは自分で組み立てたロボット“ミニロボ”

サッカー・ワールドカップの開催でサッカー熱がより高まっている今夏。ロボットの世界でも白熱したサッカーの試合が行われています。みなさんは、サッカーをするロボット「ミニロボ」をご存知ですか。

ものづくりの楽しさを子どもたちに。静岡市内の企業が開発

ミニロボとは、ラジコンのようにコントローラーを操作してドリブルやパス、シュートができる組み立て式ロボット。産業用ロボットメーカーのIAI(清水区庵原町)の石田徹社長が、子どもたちの理科離れを危惧し「ものづくりに興味をもってもらいたい」という志のもとに誕生。この思いに賛同した東海溶材株式会社、協立電機株式会社、SUS株式会社の3社が共同出資し、開発・製造しました。

ミニロボは高さ12cmほどの小型ロボット。組み立てる過程で、ギヤボックス、カムなどの仕組み、電気の流れなどを理解し、さらに工具の使い方を身につけることができます。

組み立ての対象年齢は8歳からで、プラスチック製のパーツを組み立て5~6時間で完成します。完成後も改造し、自分だけのオリジナルロボットを作れるのが魅力です。開発者の一人であるIAI社員の伊東さんは「プラモデルを作るノウハウがなかったので一から勉強し作りました」と振り返ります。

専用ボール、フィールドも全て独自に設計。試行錯誤を重ね、5年の歳月をかけて2013年に完成しました。現在は種類が4つに増え、プログラミングを学べるタイプや障がいの有無にかかわらず片手で操作できるユニバーサルデザインのミニロボも登場しています。

ミニロボのコントローラー

もっと強くなりたい!大会に向けて練習

ミニロボは大会も開催され、毎回熱戦が繰り広げられています。8月22日には「静岡市長杯ミニロボ夏季大会(会場:MIRAIEリアンコミュニティホール七間町)」が開催予定です。2対2のチーム戦が基本で、うち1台はゴールキーパーを務めます。素早く動くミニロボは目まぐるしく攻守が変わり、スピーディーな試合展開が見どころです。

大会は子どもたちの目標になっており「次は1位を目指したい」と抱負を語る子や、自宅でシュート、コントロールの練習に励む子もいます。そんな子どもたちの「大会に向けてもっと練習をしたい」という声に応えて開設されたのが「ミニロボプラザ」です。静岡県内に4つの拠点を設け、清水区の「ミニロボプラザ清水」は昨年、清水駅前銀座商店街から相生町へ移転オープンしました。

プラザでは操作練習のほか、ミニロボの販売、体験や組み立てができます。また常駐スタッフが組み立て・改造の相談に乗ってくれます。プラザに通う子どもたちは「自分で組み立てたロボットを動かせるのが楽しい」「他の人と交流できるのが嬉しい」と笑顔で話します。ミニロボが誕生してから13年。「当時、通っていた子どもたちの中には、社会人になりエンジニアの道へ進んだ子もいます」と嬉しそうに話す関係者のみなさん。「サッカー」が切り開く未来は、たくさんの可能性があることをミニロボが教えてくれています。ぜひ、夏休みに体験してみてはいかがでしょうか?

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■ミニロボプラザ清水
住所:静岡市清水区相生町7-26 セントラルビル1階(新清水駅から徒歩約5分)
利用可能時間:火曜・木曜16時~20時、土曜・日曜10時~16時
利用料:無料
駐車場:無し(近隣の有料駐車場をご利用ください)
駐輪場:有り
問合先:一般社団法人ミニロボ
TEL:054-361-3261(平日9時~17時)

■毎月開催!清水プラザミニ大会
初心者歓迎・参加費無料・申込不要。
詳細はお問い合わせください。

※シミズ毎日2026年7月26日号の記事を一部編集し掲載しています。

シミズ毎日は清水オリコミが発行する地域の身近な話題と暮らしに役立つ情報をお届けする情報紙です。

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