(文と写真=経営戦略室・天野大輔)

2026年7月25日(土)、富士市文化会館「ロゼシアター」で、アニメーション映画『超かぐや姫!』の舞台あいさつ付き特別上映会が開催され、かぐや役の声優・夏吉ゆうこさんと山下清悟監督が登壇しました。上映会は2回にわたって行われ、2回目は、観客が歓声を送りながら鑑賞できる「発声可能上映(応援上映)」を実施。会場はファンの熱気に包まれました。
『超かぐや姫!』は、1月下旬からNetflixで独占配信されている、「竹取物語」を下敷きにした長編オリジナルアニメです。歌でつながる少女たちの絆を軸に、VTuberやボカロ、仮想世界といったネットカルチャーのトレンドを融合させた世界観、緻密な広報戦略などが功を奏し、大ヒットを記録しました。この反響を受けて2月下旬からは、当初「1週間限定」という触れ込みで劇場公開がスタート。さらなる大反響を呼んだことで上映館が次々と拡大され、映画館でもロングヒットを記録しました。
富士市とのコラボ開始から半年、特別上映会の開催へ
ホワイエにはこれまでのコラボで制作されたパネルやのぼりなどが並んだ
富士市では、Netflixでの配信スタート直後の2月1日(日)から、かぐや姫伝説の「ゆかりの地」としてのタイアップが実現していました。市内6カ所を巡ると限定クリアファイルがもらえるスタンプラリーをはじめ、観光施設へのキャラクターパネル設置、岳南電車の記念ヘッドマーク装着車両の運行などを展開。スタンプラリーは途中、予想以上の反響により台紙の配布が一時中断するほどの大盛況となり、6月末まで実施されました。
スタンプラリーの終了をもってコラボも一区切りかと思われた6月中旬、ファンを驚かせる新展開が発表されました。それが、7月26日(日)に開催の「富士まつり」のラストを飾る花火大会と『超かぐや姫!』のコラボでした。劇中曲に合わせた華やかな花火が夜空を彩り、かぐやによる特別な花火アナウンスも流れるという、ファン垂涎の演出が決定。期待が高まる中で、7月に入り畳みかけるように発表されたのが、今回のロゼシアターでの舞台あいさつ付き特別上映会でした。
富士市は「聖地中の聖地」! 華やかな“かぐや”衣装で降臨
山下清悟監督(左)と夏吉ゆうこさん(中央)。司会はフリーアナウンサーの鬼頭里枝さん(右)が務めた
富士市を訪れるのは今回が初めてという山下監督と夏吉さん。作品ゆかりの地に降り立った感想を尋ねられると、夏吉さんは嬉しそうな表情を見せながら思いを語りました。
<夏吉ゆうこさん>
「ずっと来てみたいと思っていた土地でして、やっぱり『超かぐや姫!』の大元のかぐや姫の伝説の地でもあるので、“聖地中の聖地”と言いますか、この作品に携わっている身としては、絶対に来てみたい、富士山も登ってみたいなと思っていたところに、今日の舞台あいさつのお話をいただけたので、すごく幸せな気持ちですね」
この日の夏吉さんは、かぐやをイメージしたオレンジ系統の色を取り入れつつ、活発に動けるアクティブなパンツスタイルで登壇。まさに「富士市にかぐや姫が舞い降りた」かのような華やかな装いに、会場全体が魅了されました。
一方の山下監督は、上映会に先立ち金指祐樹富士市長と面会した際のエピソードを披露。「『超かぐや姫!』とのコラボへの情熱、前のめりな姿勢をすごく感じて、こちらも応えていかないとなというところでございます。全力でやっていきます!」と力強く意気込みを語りました。
全問正解者続出!?「富士市×超かぐや姫」クイズ大会
1階席後方から見たステージ。2階席も含め各回600人以上が来場した
イベント中盤では、会場のファンと一緒に楽しむ「富士市×超かぐや姫クイズ」が開催されました。客席は拍手で解答を示す参加型スタイルで、作品や富士市にまつわる2択問題に全員で挑戦。作品の描写や富士市の歴史にまつわるクイズが続く中、特に会場が沸いたのが最終問題の田子の浦港の特産品に関する問題(生しらすor桜えび)でした。ここで夏吉さんが「私は生しらすだと思います。先ほど富士市の皆様にごあいさつした時に、いただいた名刺の柄がシラスだったので」と鋭い観察力を発揮しました。
登壇前にあいさつを交わした富士市産業交流部の職員の名刺には、市の特産品などが描かれており、確かにシラスがあしらわれていました。全5問のクイズは全問正解者が続出する展開となり、夏吉さんから全問正解者に「おめでとー!」の大きな声が送られました。
公式グッズから自作アイテム、あの「タケノコ」まで!
タケノコのぬいぐるみを持参した来場者
イベントの途中、司会者の目に留まったのは、来場者が手に持っていた思い思いのグッズでした。会場には公式のグッズだけでなく、キャラクターのぬいぐるみに手作りの服を着せて持参している方も。これには夏吉さんも「愛の成せる業だと思います」と感心した様子を見せていました。
さらに客席から掲げられたのは、立派な「タケノコ」のぬいぐるみ。かぐや姫伝説にちなんだアイテムであることはもちろん、『超かぐや姫!』のミュージックビデオにも印象的に登場する重要なアイテムです。2人も「すごい!」と驚きつつ嬉しそうに応えるなど、ステージと客席の温かなやりとりで会場が和む一幕となりました。
「富士市がとても大切な場所になりました」

舞台挨拶の締めくくりとして、今後の展開に向け、2人からメッセージが送られました。
<夏吉ゆうこさん>
「今年の初頭から配信で公開されて、まさかこんなところまで来られるとは思ってもいなかったのですが、本当に作中のかぐやたちのように、お客さんたちに支えられながら、大きな波に乗って幸せなことをたくさん経験させていただいていると思います」
「これからも応援をお願いしたいのと、またこの富士の土地にかぐや役として帰って来られたらなという思いで一杯です。私にとってもこの富士市がとても大切な場所になりました。皆様のおかげです。本当にありがとうございました」
まだまだ、『超かぐや姫!』でたくさんのコンテンツが!?

<山下清悟監督>
「昨年の9月にはもう全作業終わっていたはずなんですけども。今、その時よりさらに、毎日毎日かぐや関連の作業や監修などをやっておりまして。すごい量これからもまだコンテンツが出てくるだろうなと思っておりますので、みなさま引き続き応援をよろしくお願いします。本当にありがとうございました」
会場全体が一体となった「発声可能上映」
駒沢乃依と酒寄彩葉(いろP)に扮した2人
その後、午後2時40分から行われた「発声可能上映」は、直前の舞台挨拶で最高潮に達していた観客の熱気により、物語のスタートから凄まじい盛り上がりを見せました。会場となったロゼシアター・中ホールは、一般的な映画館とは異なり700席という規模を誇ります。関係者・機材席を除いた各回600人以上が一堂に会して放つエネルギーは、圧巻の一言に尽きました 。しかもここは、かぐや姫伝説が残り、作品とのタイアップも実施されている「ゆかりの地」です。直前に夏吉さんと山下監督との言葉を受け取ったファンたちが生み出す圧倒的な熱量には、ただただ圧倒されるばかりでした。
会場には、劇中のキャラクター「駒沢乃依」と「酒寄彩葉(いろP)」のコスプレで参加するファンの姿も。関東から訪れたという2人は、なんと本作を30回ほど鑑賞しているとのこと。2人のように来場者の多くがすでに作品を幾度も鑑賞しており、掛け声のタイミングやコールも統一・洗練された、一体感に満ちた応援上映となりました。
まだまだ広がり続ける『超かぐや姫!』の波
発声可能上映前の舞台挨拶ではコール&レスポンスの練習も
作品の勢いはまだまだ衰えを知りません。9月18日(金)からは映画館での特別フォーマット上映と通常版の復活上映が決定しているほか、富士市内を走る「岳南電車」では、7月25日(土)から新たなデザインのヘッドマークを掲出した車両の運行がスタートするなど、現地でのコラボレーションも始まっています。
また、ミュージックビデオに富士山と思しき山が登場することから、夏山シーズンを迎えた富士山の登頂に挑戦し、作品の世界感を味わおうとする熱心なファンの姿も見られます。「いただきへの、はじまり」を掲げる富士市。『超かぐや姫!』がさらなる躍進を遂げていくとともに、この地はこれからも、訪れるファンにとって新たな物語や楽しさと出会う“はじまりの場所”であり続けるはずです。













































































