
1997年以来の甲子園を目指す浜松工は、田方農との初戦で12安打10得点と打線がつながった。
増井裕哉監督は「球の速いピッチャーに打ち負けないように、冬の間はとにかく振ることを徹底してやってきました」と打撃強化に一定の手応えを得ている。
転機は春の零封負け
ただ、楽観はしていない。冬の強化を経て、迎えた春の県大会1回戦で東海大翔洋に1安打零封負けを喫した。
「何かを変えないとと思いましたね。振る力が付いて、春は少しわがままに振ってしまっていた。攻撃といっても打つだけじゃない。足やバントも含めて、点を取ることをもうちょっと考えないと」と反省。「勝っていく上では、どれだけ粘って、野球ができるかですね」と接戦を想定する。
浜松工の〝アクセル〟松元
この日、1番に入った松元一矢選手は初回、初球を中前に運び、後続の3連打などで4得点の足掛かりをつくった。「自分はチームの〝アクセル〟と監督からも言われています。甘く入ったらどんどんスイングしていこうと思っていました。最初の打席でヒットが出て、緊張もほぐれました」

春休み期間中に5000スイングを目標にして取り組み、振る力が備わった。
翔洋戦の敗戦を機に「フライアウトが多かったので、弾道を下げることを意識して修正してきました」と大振りせず、コンパクトなスイングを心がけるようになった。初回のヒットも逆方向への単打だった。
目の前の戦いに集中
3回戦に進めば、昨夏の覇者、聖隷クリストファーと対戦する可能性があるが、指揮官は「まずは2回戦の島田樟誠さん。いいピッチャーと聞いています」と目の前の戦いに集中する。松元選手も「1戦1戦。最終的に相手より1点多く取って、勝つことが浜工野球」とスタイルを崩さない。
御殿場西・小沢、先頭の役目
御殿場西もリードオフマン小沢一貴選手が長短4安打1打点で打線をけん引した。相良との初戦はチームで9安打12得点。竹内健人監督は「春に初戦で負けているので、1点が入るまでは(空気が)重いだろうと思っていました。先頭が出て、盗塁して、長打を絡めて大量得点という御西らしさが出たと思います」と及第点を付けた。
昨夏の苦い経験生かす
昨夏の御殿場西は準々決勝で、優勝した聖隷クリストファーに1―3で敗れた。小沢選手は昨夏もスタメン出場したが13打数無安打。聖隷戦で3点を追う中盤、1死満塁の好機に併殺崩れで挙げた1打点のみだった。結果が出ない焦りで空回りした自身の苦い経験をもとに、スタメンの1年生には「結果を気にせず、思い切り行け」と言葉を掛けている。
(編集局ニュースセンター・結城啓子)













































































