1月中旬、静岡県三島市の中学校の教諭が個人情報を記載した1学級約30人分のテスト個票を紛失したことが2月3日、分かりました。
三島市教育委員会によりますと、年明けに実施したテストの結果を1月17日に、担任教諭がテスト個票に貼付しようとしたところ、紛失に気が付きました。学校長に報告し全教職員が校内を探したものの見つからなかったということです。
紛失したテスト個票には、氏名、2024年度に実施した中間テスト及び期末テストの個人の点数が記載されていたということです。
担任教諭は、テスト個票を校外に持ち出して作業はしておらず、生徒から回収後、鍵の掛からない机の引き出しに一時的に保管していました。テスト個票が保管してあった部屋は施錠されている部屋で、外部からの侵入は考えにくく、年末に身の回りの片づけをした際に、溶解処理文書として誤って廃棄してしまった可能性が極めて高いとみられています。
事案が発覚した後、学校は学級の生徒に説明及び謝罪を行った他、1月31日に保護者説明会を実施したということです。
三島市教育委員会は、紛失の原因はテスト個票を鍵の掛かる場所に保管しなかったためとして、児童生徒の個人情報に関わるものを回収した際は、必ず鍵の掛かる場所に保管することを再度周知し、徹底するとしています。

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